新型コロナウイルスの感染拡大により、人々の生活は大きく変わった。働き方が変化したり、外出自粛が求められる状況が長らく続いたりした中で、今までにないストレスを感じた人も多かったのではないだろうか。

 一般社団法人日本リカバリー協会は、全国の男女10万人(男女各5万人)を対象に、大規模インターネット調査『ココロの体力測定2020』を実施。疲労状態について詳細な調査を行った。今回は、この調査結果を基に「元気な人が多い」都道府県ランキングをお届けする。

※集計期間は2020年7月21〜27日。調査機関はストレスオフラボ、合同会社エンディアン。サンプル数は男女各5万人で、各都道府県500サンプル以上を確保し、その後人口比率(都道府県、年代、有職割合)でウエート修正した。厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に、疲労状態を指す項目を独自集計。疲労項目に「ほとんどなかった」と回答した方を元気な人、「ときどきあった」と回答した方を疲れている人、「しばしばあった」「ほとんどいつもあった」と回答した方を慢性的に疲れている人として定義し、その上で「元気な人」の割合を都道府県ごとに集計して、ランキングを作成した。

「元気な人が多い」都道府県ランキング
男女ともに1位は和歌山県

「元気な人が多い」都道府県ランキング【男性版】1位は和歌山県で、元気な人の割合は、23.7%だった。2位には徳島県、3位には東京都が続いた。

 また、「元気な人が多い」都道府県ランキング【女性版】の1位も男性版と同様に和歌山県。元気な人の割合は、19.8%だった。2位には滋賀県、3位は大分県がランクインした。

元気な人が最も多いのは60代
「慢性的に疲れている」20代は約半数

「元気な人が多い」都道府県ランキングで男女ともトップ10に入ったのは、和歌山県、東京都、神奈川県、山口県の4都県だった。

 ここで、年代別に疲労状態のデータを見てみよう。男女ともに元気な人の割合が最も高かったのは、60代という結果になった。元気な人の割合は60代男性で29.5%、女性は28.3%となっている。

 一方で、20〜30代では、男女ともに元気な人の割合が低いことが分かる。特に、20〜30代女性では、元気な人の割合は1割を切っている。また、慢性的に疲れている人は、男女ともに20代で最も多く、男性が49.0%、女性が56.9%となっている。

 また冒頭で述べた通り、2020年からの新型コロナウイルス感染拡大の影響は、私たちの生活にも大きな影響を与えた。コロナ前と比較すると、疲労状態にはどんな変化が表れているのだろうか。

 男女合計のデータで疲労状態ごとの割合を見てみると、2019年調査時には23.2%だった元気な人の割合は、2020年には17.7%と5.5ポイント減少している。一方で、慢性的に疲れている人は、19年調査時には36.6%だったのが、20年には43.1%と6.5ポイント増加した。

元気な人が実践している「リカバリー行動」とは?
スポーツ、ウォーキングなどの行動率が高い

 では、最後に元気な人が実践している「リカバリー行動」について見ていこう。疲れが気になる人はリフレッシュする際の参考にしてみてほしい。

 男女とも「ウォーキング、ジョギングをする」「スポーツをする」「ラジオ体操をする」「ジムに行く」「ヨガ」「自転車に乗る」といった、スポーツや軽い運動などで体を動かす行動が多い結果となっている。

 運動以外で男女ともに見られた共通のリカバリー行動は、「ガーデニング」「読書をする」「クロスワード・ナンプレなど」だった。自然に触れたり、仕事以外のことで頭を使ったりすることが、リフレッシュ効果につながるといえる。

 コロナ禍で在宅勤務が普及し、家の中でも仕事のストレスを強く感じるようになった人も少なくないだろう。意識的に体を動かす時間を作るなど、心身を元気な状態に保つことができるよう、取り組んでみてほしい。

(本記事は、一般社団法人日本リカバリー協会からの提供データを基に制作しています)