コロナ禍で在宅時間が増える中、部屋をきれいに保ちたいと考えている人は増えているようだ。

 一般社団法人日本リカバリー協会が全国の男女10万人(男女各5万人)を対象に行った大規模インターネット調査『ココロの体力測定2020』によると、90のリラクゼーション行動の中から「部屋の掃除をする」を選んだ人の割合は15.1%で、19年の調査時の8.8%から大幅に増加した(調査の詳細は後述)。

 今回はこの調査結果を基に、「掃除好きな人が多い」都道府県ランキングを見ていこう。

※集計期間は2020年7月21〜27日。調査機関はストレスオフラボ、合同会社エンディアン。サンプル数は男女各5万人で、各都道府県500サンプル以上を確保し、その後人口比率(都道府県、年代、有職割合)でウエート修正した。90のリラクゼーション行動(実践している心身をリラックスさせるための行動 )の中から、「部屋の掃除をする」と回答した人の割合を都道府県ごとに集計してランキングを作成した。

「掃除好きな人が多い」都道府県ランキング
男性1位は佐賀県、女性1位は沖縄県

「掃除好きな人が多い」都道府県ランキング【男性版】1位は佐賀県で、掃除好きな人の割合は10.1%だった。10%を超えたのは佐賀県のみだった。2位には鹿児島県、3位には高知県が続いた。

 また、「掃除好きな人が多い」都道府県ランキング【女性版】の1位は沖縄県。掃除好きな人の割合は25.4%だった。2位には東京都、3位は福岡県がランクインした(順位には小数点第2位以下も加味している)。

掃除好きな人の割合は男女で大きな差
在宅勤務時の気分転換にも

「掃除好きな人が多い」都道府県ランキングで男女ともトップ10に入ったのは、東京都、鹿児島県、沖縄県の3都県だった。

 ここで、年代別に掃除好きな人の割合を見てみよう。男性では、20代が最も高く8.4%、次いで30代が8.1%と若い世代で掃除好きの人の割合がわずかに高い傾向にある。一方、女性では30代が最も高く23.8%、次いで40代が23.0%だった。世代間の違いというよりは、男女で割合に大きな開きがあるのが特徴的だ。

 次に、働き方ごとに見てみると、「職場勤務をしている」人よりも「在宅勤務をしている」人の方が掃除好きな人の割合が高い。掃除好きな人の割合は、男性は「基本は職場勤務をしている」人では6.7%なのに対して、「基本は在宅勤務をしている」人では13.9%、女性の場合は職場勤務で21.6%、在宅勤務で32.0%と、いずれも大きな差がついている。家にいる時間が長くなるからこそ、掃除に対する関心も高まるのが分かる。

 最後に、疲労状態別に比較してみよう。

 厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に、疲労状態を指す項目を独自集計。疲労項目に「ほとんどなかった」と回答した方を元気な人、「ほとんどいつもあった」と回答した方を疲れている人として定義し、分類した。

 掃除好きな人の割合は男性の場合は、元気な人で10.6%、疲れている人で6.2%となっている。女性では元気な人で32.9%、疲れている人で14.3%だった。男女とも掃除好きな人の割合は、元気な人の方が高かった。新型コロナウイルス感染拡大に伴い外出を自粛する中で、「掃除をする」という行動がストレス解消や、気分転換につながっているといえそうだ。

(本記事は一般社団法人日本リカバリー協会からの提供データを基に制作しています)