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ファーストリテイリングは7月14日、2022年8月期の連結営業利益(国際会計基準)が前期比16.5%増の2900億円になる見通しだと発表した。(i-stock/TonyBaggett)

 ファーストリテイリングは7月14日、2022年8月期の連結営業利益(国際会計基準)が前期比16.5%増の2900億円になる見通しだと発表した。従来予想に比べて200億円の上方修正となる。

 円安進行で海外事業の収益が上振れする。現地通貨ベースでも22年3〜5月期の業績が好調で、従来予想を上回る進捗となった。22年8月期通期の連結売上収益は従来予想を500億円上回り、前期比5.5%増の2兆2500億円となりそうだ。

 純利益は営業利益よりさらに上振れし、従来予想を600億円上回る2500億円(前期比47.2%増)を見込む。外貨建て金融資産の換算による為替差益などを778億円計上したことが主な要因。

 業績見通しの上振れに伴って、配当予想も引き上げた。1株当たり280円としていた期末配当を340円に積み増す。これにより、年間配当は従来予想より60円多い620円(前期は480円)となる。

 同日発表した2021年9月〜22年5月期の連結業績は、売上収益が前年同期比3.9%増の1兆7651億円、営業利益が19.0%増の2710億円、純利益が57.1%増の2378億円だった。

 セグメント別では、国内ユニクロ事業の売上収益が5.1%減と6409億円、営業利益は0.4%減の1190億円で減収減益だった。

 一方、海外ユニクロ事業は、中国(グレーターチャイナ)が新型コロナウイルス感染症に伴う行動規制の影響を受けて大幅な減収減益となったものの、アジア・オセアニア地区、北米、欧州(ロシアを除く)が好調で、現地通貨ベースでも過去最高の業績を記録した。円安進行もあって、売上収益は13.7%増の8412億円、営業利益は35.8%増の1327億円となった。

著者:ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室