店頭に設置した電子看板などで配信される「デリッシュ・キッチン」のイメージ
店頭に設置した電子看板で「デリッシュ・キッチン」のレシピ動画や関連広告を配信する

 レシピ動画サービス「DELISH KITCHEN(デリッシュ・キッチン)」を運営するエブリー(東京都港区)は、食品卸の加藤産業および旭食品から総額24億円の資金調達を実施した。

 調達した資金で、食品スーパー店頭へのデジタルサイネージ(電子看板)の設置を拡大、店頭サイネージでのレシピ動画、関連広告の配信を増やす。同社はこれまでも伊藤忠商事などから資金調達を行っており、累計の資金調達額は約133億円となった。

 同社はレシピ動画をウェブサイトやアプリなどのオンラインメディアのほか、「リテールメディア」と呼ぶ店頭サイネージでも配信している。店頭サイネージによるデリッシュ・キッチンの動画配信は、ライフコーポレーションやラルズ、オーケー、ベルク、東急ストアなどの1800店舗以上に広がっており、店頭サイネージの導入台数は5500台を超えた。また、店頭サイネージへの広告出稿者数は過去2年で10倍に増加した(2022年6月時点)。

 店頭サイネージはAI(人工知能)カメラやビーコンで来店客の店内行動をデータ化、実際の視聴者層や視聴維持率などを把握し、売上改善提策を導入店舗に提案している。また、レシピ動画の閲覧のほか、ネットスーパーや電子チラシ、クーポン、ID連携などの基本機能を備えた小売業向けアプリも提供している。

 店頭サイネージの食品スーパーへの導入については、伊藤忠商事に加え、加藤産業、旭食品と協業していく。

著者:ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室