高品質な商品をできる限りの低価格で提供する会員制倉庫型店の「コストコ」。なかには節約のために足しげく「コストコ」に通っているという人も多いことでしょう。今回は、3児の母であり、日々節約に関心の高い筆者が「コストコ」で実際に購入した商品を「どこに魅力を感じたか」という視点で解説します。

 

大容量商品はインパクト大!

 まず、筆者が購入したのは、「たくさん入って安い!」というイメージの「ディナーロール(36個入り)」です。筆者が購入した時点での価格は558円で、1個当たりの価格は15.5円となります。食品スーパーでよく見かける6個入りロールパンはだいたい6個で93円ですから、価格帯としてはまずまずの安値と考えました。もちろん、おいしさをはじめ比較できない部分もありますが、それを考慮しても「高い」という印象はなく、手に取りやすいと感じました。実際に食べてみましたが、「ふんわりしている」というよりはぎっしりとつまった食べ応えがあり、満足感があります。

36個入りの「ディナーロール」

 ただ、内容量36個と考えると、5人家族でも食べきるには2、3日ほどかかります。「冷凍する」「友人とシェアする」などの対策をしないと食べきれないことにもなりかねません。食べきれなければいくらコスパの良い商品を購入したとしても本末転倒になってしまいますから、食べ方の工夫をしながら利用する必要がある商品を言えるでしょう。

「バナナクランベリーローフ」(3個1180円)

 「バナナクランベリーローフ」も購入しました。この商品は3個で1180円、1個約400円と考えると、大きさに対しての価格は控えめだと感じました。ただ、やはりこちらも量が多いため、「ディナーロール」と同様に、食べきるにはひと工夫が必要でした。「ディナーロール」も「バナナクランベリーローフ」も、ひと工夫ができれば、比較的お買い得感を感じやすい商品と言えます。

SNSで話題のチョコレート菓子

 一般的な食品スーパーではあまり見たことなく、珍しさについつい手が伸びてしまったのが、「ハムレット チョコクリスピー」です。筆者が購入した時点での価格は、1298円で4個入りですから1個当たり約325円です。筆者の感覚だと、チョコレートでコーティングされていてしっかり甘いため、一度にたくさんは食べられないのですが、おいしくいただけました。

「ハムレット チョコクリスピー」(1298円)

 価格帯としては、普段の定番おやつとして食べるにはやや高級な印象です。そのため、定番おやつを少しでも安く購入するという目的は利用しにくいと感じましたが、お友達が遊びに来た時などに出すと喜ばれるため、食シーンに合わせて利用したいと感じた商品です。なお、こちらの商品について、わが家の子どもは「SNSで紹介されていたので試してみたい」と話しており、SNSでの評価が購入の動機にもつながっていることを実感しました。

生鮮食品の値ごろ感は?

 味付きの鶏肉が楽しめる「鶏肉の和山椒てりやき」も購入しました。最近の値上げラッシュもあり、筆者の感覚では、味付きの肉類は、100g当たり100円前後ならお手頃という印象がありますが、こちらの商品は100gあたり129円と、特別に低価格というわけではないものの、まずまず安いという印象です。

「鶏肉の和山椒てりやき」(100g129円)

 今回は、店内では比較的小容量だった約1500gのパックを購入しましたが、わが家でも1回では食べきれませんでした。世帯人数が少ないご家庭ですと、1回分としてはやや多すぎるかもしれません。一般的な食品スーパーではあまり見ない味付けのため、「コストコならでは」といった印象がある点は面白みがあり、魅力を感じました。

人気のサーモンはやや割高?

 コストコで人気の高い印象のあるサーモンですが、今回は「ハワイアンサーモンポキ」を購入しました。今回購入した分量は2584円で、100g単価は500円を超えていたため、特別に安い印象はなかったのですが、大きなサーモンがゴロゴロとはいっているダイナミックさに魅力を感じました。

「ハワイアンサーモンポキ」(2584円)

 実際に食べてみると、サーモンの味も良く、食べ応えがあり、満足感がありました。ただ、平均して1パック2000円〜3000円と、1つ購入するだけでも価格としての存在感がある商品ですので、筆者の感覚では、食品スーパーの総菜のように、普段の食卓に毎日並べられるものではありません。特別な日の夕飯用として購入するのに適していると感じました。

コストコ商品で「節約」はできるのか

 ハイローラー(B.L.T)は、一般的なスーパーではあまり見たことがない商品であるところに魅力を感じて購入しました。今回購入した分量での価格は1648円でしたが、価格に対してのボリューム感がしっかりしており、満足感がありました。見た目の華やかさもあるため、わが家では普段のおかずというよりは、パーティーなどで気分を盛り上げたい時に便利という印象です。

「ハイローラー(B.L.T)」(1648円)

 大皿に盛りつけられた「ビーフガーリックライス」は、持った瞬間にズシリとくるボリューム感に魅力を感じて購入しました。今回の分量では2551円と、総菜としてはやや高価格ですが、似た内容のものを外食すると考えればお手頃な印象です。自宅まで持ち帰るうちにさめてしまい、ビーフが硬くなってしまった点はややマイナスですが、ひとつあると主食の用意の心配をしなくてよい手軽さは魅力があります。5人家族のわが家だからこそ他の商品と組み合わせても食べきれますが、世帯人数の少ないご家庭ではボリュームがありすぎるかもしれません。

大容量が特徴の「ビーフガーリックライス」(2551円)

 今回、コストコの商品を実際に購入して試してみましたが、全体的に「特別に安い」という印象は受けませんでした。もちろん、実際に安いかどうかは、買い方や商品の選び方にも左右されるでしょうし、すべての商品を購入したわけではないのですから一概には言えません。しかし、少なくとも今回購入した商品は、「節約のために」という意味では、近隣の食品スーパーと比べるとやや物足りないところです。

 しかし、他店では見られないような商品も多く、店内を見て回る楽しみを感じられました。また、価格にかかわらず、購入意欲を掻き立てられる商品も数多くあり、「コストコだから買いたくなる」と感じる不思議な魅力は圧巻とも言えます。節約という意味では効果的ではないですが、やや遠方にあるため「せっかく来たのだから」と、商品を2,3個だけ買物カゴに入れただけで帰るのはもったいないように感じ、ついたくさん購入してしまいたくなるのも、コストコの魅力の1つかもしれません。

 気づくと1回の買い物でびっくりするような金額になってしまうこともあるコストコ。節約のためというよりは、遊園地に行くような感覚で「たまにのお楽しみ」として利用するには、充分な魅力があります。今後も、コストコならでは商品を楽しんでいきたいと思います。

著者:平塚 千晶