バロー

 2月9日にバローホールディングス(岐阜県)が発表した2024年3月期第3四半期決算(連結2023年4月1日〜12月31日)は、営業収益が前年同期比6.3%増の6,105億円、営業利益は11.9%増の183億円で、増収・2ケタ増益となった。

 第3四半期連結累計期間は、製造機能を活かした商品力向上や来店目的を明確にした「デスティネーション・ストア」への転換を推進。スーパーマーケット事業は、関西エリアへの新規出店や生鮮部門の強化を目的とした改装によって、売上が大きく伸長。対面販売を強化した鮮魚部門の販売拡大も進めた。ドラッグストア事業では、ヘルス&ビューティーと調剤部門を強化し、より便利なサービスを提供することを目的とした、自転車による処方薬を即時配達する取り組みを開始。また、自社電子マネー「Lu Vit(ルビット)カード」やアプリの活用に注力し、第3四半期末のカード会員は449万人、アプリ登録会員は98万に拡大している。

 スーパーマーケット事業の営業収益は7.4%増の3,440億円、営業利益は38.4%増の145億円。バローについては、既存店売上が5.0%伸長し、売上総利益率が上昇し、事業全体で増収増益となった。

 ドラッグストア事業については、営業収益が5.7%増の1,293億円、営業利益は23.3%増の40億円。既存店売上が5.1%伸長し、売上総利益率も上昇したことで、増収増益につなげた。一方、ホームセンター事業の営業収益は0.3%減の935億円、営業利益は24.9%減の28億円と苦しんだ。

 連結営業総利益は6.0%増の1,758億円。一方、販管費は、水道光熱費は減少したものの、店舗新設に伴う人件費や賃借料の増加で5.4%増の1,574億円となったが、営業収益に対する営業利益率が0.1ポイント改善したことで、2ケタの営業増益となった。

 通期の連結業績については、営業収益が1.6%増の7,720億円、営業利益が2.2%増の205億円、経常利益が1.1%増の233億円、当期純利益で22.3%増の93億円を見込んでいる。

著者:ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室