食品の値上げが続く中、食費を節約したいけど、思ったようにうまくいかない人も多いだろう。そんな人は、買い物で気づかないうちにやっている行動が原因となっていることが多い。食費を少しでも減らすには、どのような節約術が有効なのだろうか?食費をかえって増やしてしまうNG行動と一緒に見てみよう。
■やらないと損する食費の節約術
加工食品(ハムやソーセージ)や飲料(酒類やペットボトル飲料)、菓子(スナック菓子や飴)、調味料(マヨネーズやコンソメ製品)など6,000品目以上の食品や飲料が値上がりし、2人以上の世帯の家計への負担額は、年間で平均6万8,760円増えるとされている。値上げを乗り切るための節約術として、どのようなものがあるだろうか。
●プライベートブランド商品を買う
スーパーが独自に展開しているプライベートブランド(PB)商品は、メーカー品に比べて価格が安いものが多いため、メーカー品の代わりにPB商品を買うだけでも節約できる。
PB商品の中にも値上げされているものはあるが、それでもメーカー品と比べると価格は安い傾向にある。
「この食品は絶対にメーカー品がよい」といったこだわりがない食品については、PB商品を買うことを心がけよう。
●業務用食品を活用する
業務スーパーなどで売られている業務用食品は、量に対して値段が安く、量が多いことで買い物の回数が減り無駄遣いも防げるため、節約につながる。
業務用食品の中にも値上がりしたものはあるが、他の食品と比べると圧倒的にお得なので、計画的に使い切れるようであれば活用したい。
■「食費が高すぎる」人がやりがちなこと
ぜいたくしているつもりはないのに、家計簿をつけてみたら食費が高い──。そんな人は、買い物で気づかないうちにやっている行動が原因となっていることが多い。食費が高い人がやりがちなNG行動を確認してみよう。
●賞味期限が近い見切り品をまとめ買いしがち
賞味期限が迫っている見切り品のまとめ買いは、安く済みそうなものだが、実はかえって食費が高くなることがある。
お値打ち価格の商品を買って節約すること自体は間違っていない。しかし、まとめて買いすぎたことで「賞味期限内に食べきれない」「飽きて廃棄する」となると、食品ロスになるだけでなく食費もかさむ。
●スーパーに行く頻度が多く余計なものまで買いがち
節約のために「特売のたびにスーパーに行く」「食品ごとにいくつかのスーパーを使い分ける」という人もいるが、スーパーに行く頻度が多いと食費がかさみやすい。
これは、目移りして余計なものを買ってしまうことがあるからだ。例えば、レジ横のお菓子をついつい買い物カゴに入れた経験がある人は多いのではないだろうか。
特にスーパーに行く頻度が多い人は、買い物メモを作って目的の商品のみ買うようにしよう。誘惑に負けて他のものも買ってしまう場合、1週間分をまとめ買いしたほうが食費を抑えられることもある。
文/編集・dメニューマネー編集部