家族に内緒で借金をしている人もいるだろうが、日常生活の些細な出来事からバレることもある。家族に隠していた借金がバレるケースには、どのようなものがあるのだろうか?また、借金苦に陥っている人は、自己破産を検討しているかもしれないが、破産するとどのような影響が出てくるのだろうか?

■借金が家族にバレるタイミング 秘密にしてるなら要チェック

「借金をしても家族に内緒」という人は意外といるものだ。借金しても期日どおりに返済していれば家族にバレないが、返済が遅れるとバレるリスクが高まってしまう。また、日常生活の些細なできごとからバレることもある。

●業者からの督促の電話

返済が滞って業者からかかってくる催促の電話が、バレるきっかけになる。

自分のスマホならともかく固定電話にかかってくると、言い逃れはできない。職場に電話がかかることもある。

●自宅に届いた内容証明郵便

返済が滞って自宅に内容証明郵便が届いてバレることもある。

「自宅に郵便物を送らないでほしい」と業者に頼むことはできるが、滞納が続き裁判に移行するところまでいくと、結局は自宅に郵便物が届いてしまう。督促の電話にはできる限り出て、返済期日を決めるなど、返済に前向きな姿勢を示そう。

■「自己破産」家族への影響は?保証人は返済義務があるのか

2021年の自己破産の件数は全国で約6万8000件だった。コロナの影響で生活苦に陥り、自己破産が頭をよぎる方もいるかもしれない。自己破産すると、家族に知られたり、迷惑がかかるのか?

●保証人に返済義務が移る

自己破産した場合、返済義務は保証人に移るため、保証人が一括返済を求められる可能性がある。

家族が保証人になっている場合、家族も債務整理が必要となるかもしれない。

一方、家族が保証人になっていない場合、家族だからという理由で返済を請求される心配はない。

●自宅や自動車が処分される

自己破産すると、自宅や自動車などの財産を処分しなければならない。

処分対象となるのは破産者名義の財産のみで、家族の財産は対象外だが、共有名義の財産は破産者の財産とみなされる。

また、家族名義であっても、実質的に破産者の収入でまかなわれていた場合、処分対象になる可能性もある。

文/編集・dメニューマネー編集部