赤塚不二夫のギャグ漫画『おそ松くん』を原作としたテレビアニメ『おそ松さん』(テレビ東京系)の第2期放送が、10月からスタートする。主人公である六つ子が“ニート”としてダメな生活を送る様子が描かれている『おそ松さん』だが、人気アニメなどのパロディが多分に盛り込まれていることでも知られている。

過去には、名作少年漫画『進撃の巨人』をはじめとする複数のアニメの過激なパロディが見受けられたため問題となり、DVD化する際に未収録となってしまった回も。しかし、行き過ぎたパロディにより、“お蔵入り”となった回をもつ作品は『おそ松さん』だけではない。

往年の大スターを大胆に模した回は、急きょ放送休止! 『妖怪ウォッチ』

言わずと知れた大人気アニメ『妖怪ウォッチ』(テレビ東京系)も、パロディシーンの多いアニメの一つだ。そのパロディシーンのほとんどが、子どもではなく大人の目を意識したものであることも特徴で、『サザエさん』や『天空の城ラピュタ』といった、主に大人世代に親しまれている作品が模されていることが多い。

大人も楽しめるよう工夫がなされていることはうれしいが、しかし、中には“行き過ぎ”になってしまったパターンもある。問題となったのは、2014年10月10日に放送された第39話「妖怪U.S.O.」だ。まるで宇宙人のような姿をした妖怪「U.S.O.」が次々と人間に取りつき、嘘をつかせるという設定だが、作中には1970年代後半に活躍したアイドル「ピンクレディー」の大ヒット曲「UFO」を彷彿とさせるシーンがいくつも見受けられた。因果関係は定かではないが、この第39話は後日アニメ専門チャンネル「AT-X」や配信サイト「バンダイチャンネル」でも放送される予定だったにも関わらず、急きょ休止となってしまった。

有名政治家サイドから圧力がかかった!? 『銀魂』

『週刊少年ジャンプ』に連載されている同名の人気漫画が原作となっているテレビアニメ『銀魂』(テレビ東京系)。軽快なコメディータッチを特徴とする本作にも、過激なパロディシーンによって放送中止となった回があるようだ。それは、2011年10月31日に放送された第232話。この話では、有名政治家である蓮舫氏に酷似したキャラクターが、「レンホウ」と書かれた選挙カーから手を振るシーンが出てくる。それだけなら“許容範囲”といえそうだが、なんとこのキャラクターは、突如唐揚げを高齢女性たちに投げつけ始めるのだ。このシーンが発端となったかは不明だが、同年11月15日、18日に「AT-X」にて放送予定だった第232話は突然休止となった。

『おそ松さん』第2期も、パロディーシーン盛りだくさんとなるか?

すでに公開されている第2期「おそ松さん」のティザービジュアルには、パラシュート一つで宇宙から地球に帰還しようとしている六つ子の姿が描かれている。この笑いを誘う奇抜なビジュアルから、第2期も第1期同様、ギャグ満載の内容となることが予想される。本作の持ち味の一つであるパロディシーンもたっぷりと盛り込まれることを期待しつつも、“お蔵入り”になってしまう回がありませんように…と願うファンは多いのではないだろうか。

ユーモアたっぷりの演出でファンを楽しませてくれる『おそ松さん』。10月から放送する第2期もよりいっそう楽しみだ。

(文/おがたま)