過去4作品が世界的なヒットを飛ばした映画『トランスフォーマー』シリーズ。そのシリーズの最新作となる『トランスフォーマー/最後の騎士王』が、いよいよ8月4日(金)に全国公開されます。

『トランスフォーマー』シリーズといえば、ダイナミックなトランスフォーマー達の戦闘シーンとともに、魅力となっているのがヒロインの存在です。ヒロインに抜擢された女優がその後ブレイクを果たすなど、役者としてのステップアップにも大きく関与してきました。そこで、今回はこれまでにヒロインを演じた女優たちとともに、シリーズを振り返っていきます。

学校のマドンナは美しき機械オタク…ミカエラ・ベインズ

シリーズ1作目『トランスフォーマー』(2007年)で、主人公のサムが通う高校の同級生として登場したのがミカエラです。その役柄はサムが密かに想いを寄せる美少女という位置付けですが、勝気で実は機械にも造詣が深いという、ロボット映画にふさわしいヒロインでした。劇中で徐々にサムに惹かれていく姿は、本作の見どころのひとつです。

ミカエラは高校のイケてるグループの彼氏持ちで、憧れてはいるものの手の届かない、典型的な高校のマドンナキャラ。しかし、彼氏ともめた彼女をサムが車で家まで送ったことをきっかけに、2人の距離は近づいていきます。やがてトランスフォーマーたちの戦いに巻き込まれると、武器をとってサムを助けるなど、勝気な面も見せるように。その中で、彼のこれまで知ることのなかったたくましさ、優しさに触れ、ミカエラの中に徐々に恋心が芽生えていきます。軍に協力する交換条件として、ミカエラの濡れ衣の犯罪歴を消すように要求する時のサムの毅然とした態度と、それに対して彼女が見せた笑顔と感謝の言葉は印象的でした。

シリーズ第2作目では、機械に強いというキャラクターを引き継ぎ、高校卒業後は父親ともに家業のバイク屋を運営しているという設定で再登場。再びサムとともに、地球の危機を救うために奮闘します。

前作の事件を経て恋人同士となったが、遠距離恋愛をすることになる2人。冒頭でサムが進学のために実家を去るシーンでは、熱いキスを交わすものの、ミカエラはやはり寂しさを隠しきれないようでした。そこには大人への階段を昇りつつある、恋人たちの繊細な関係性が感じ取れ、2人の関係は友人だった前作よりも発展していきます。

ときには、サムが浮気を疑い、彼女を罵ることもありますが、再び地球の存亡に関わる事件に巻き込まれた2人は、改めて絆を深めていきます。最後には気恥ずかしさからこれまで言えなかった「愛している」という言葉を口にし、大人の恋人としての関係にコマを進めました。

ミカエラを演じるミーガン・フォックスは、1作目の出演以降に大ブレイクを果たし、映画公開後の2008年、2009年には「世界で最もセクシーな女性」ランキングで2年連続の1位に。2009年には「女性が羨むボディ」でも1位に輝き、男性と女性のどちらからも支持されるセクシーな女優へとステップアップを果たしました。

できるオンナとは彼女のこと?…カーリー・スペンサー

シリーズ3作目『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(2011年)のヒロインとして登場したカーリーは、ミカエラと破局した後の新たな恋人です。サムと同棲する大企業のキャリアウーマンで、劇中では就職先が決まらないサムの生活費の面倒をみるなど、現代の働く強い女性という印象を受けます。また、家族が戦死しているという過去をもっているため、争い事には否定的という一面も……。

ミカエラは青春時代の恋人でしたが、サムにとってのカーリーは、大人の恋の相手として描かれています。同棲中のサムに対しては、「家賃が半分払えるようになるまでは恋人未満」と冗談めかして言うことも。彼女の上司に嫉妬し、不満を口にするサムに対しても、うまく嗜めるような言葉を口にすることで、成熟した大人の女性の魅力を感じさせました。

トランスフォーマーたちの戦いに飛び込むサムに対し、カーリーは慈愛に満ちた愛情を示し、常に彼を気遣う心優しい恋人として描かれました。戦いを生き抜いた最後には、2人の関係性が結婚まで続くことを予感させる場面もあり、大人の恋愛が次のステップへとつながっていく気配を感じさせます。

作中で英国大使館職員としてサムと出会うカーリーを演じるのは、生粋のイギリス人で、当時トップモデルとして活躍していたロージー・ハンティントン・ホワイトリー。この作品で女優デビューを果たした彼女は、その後、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2017年)などに出演。その美貌から彼女も「世界で最も美しい女性100人」の第1位に選出されています。

カーリーの“できるキャリアウーマン”というキャラクターは、最新作のヴィヴィアンがもつ学者としての知性と品の良さという部分と共通する部分です。美貌も兼ね備えた知的な女性は、やっぱりスタイリッシュ。そんな知性と美を感じる彼女たちの、夢の共演が行われるスピンオフ版があったら面白いかも?

父親には素直になれないイマドキのティーン…テッサ・イェーガー

シリーズ4作目『トランスフォーマー/ロストエイジ』(2014年)では主人公が交代となりました。ヒロインもマーク・ウォールバーグ演じる主人公ケイド・イェーガーの愛娘テッサ・イェーガーとなり、2人の家族愛を表現する形に。テッサは自立心が強いティーンエージャーで、父親に隠れて年上の彼氏とデートしてみたり、本心では深い愛情をもっているけど過保護気味の父親に反発してしまう……など、お年頃で素直になれない今時の女子高生です。

一方、ケイドはうだつの上がらない発明家。高校の卒業パーティーの付き添いとして参加すると言い出したり、着ている洋服に対して注文をつけるなど口うるさい一面も。そんな、父親にへきえきするテッサですが、トランスフォーマーとの戦いに巻き込まれる中で、本当は年相応に父親に深い愛情をもっている一面をのぞかせていきます。仲間が失われれば素直に不安な気持ちを見せ、敵に捕らわれれば父親に助けをもとめるなど、実は父を頼りにしている姿が徐々に現れてくるのです。

特に、捕らわれの身となった自分がケイドによって救出されて以降は、素直になれない自分を封印します。再び死地へと向かう父を、涙を流しながら止めようとするテッサ。戦いの後でケイドに抱きしめられながら、「いつもヒーローよ、ずっと前から」と伝えるシーンには、そんな彼女の父親に対する本音と愛情が表現されていました。

テッサを演じるのは、子役からキャリアをスタートさせたニコラ・ペルツ。実家は資産家というセレブ女優で、モデルのハディッド姉妹の弟アンワー・ハディッドとの恋愛関係が話題になりました。ハリウッドの若きパワーカップルとしても注目されています。

最新作は、大学の教授を務める文学者…ヴィヴィアン・ウェンブリー

トランスフォーマー達が何故地球にやってくるのか? その謎に迫るシリーズ最新作『トランスフォーマー/最後の騎士王』。ヒロインの一人はオックスフォード大学の教授を務める文学者のヴィヴィアン・ウェンブリー。知的な女性として、ストーリーに華を添えます。

ヴィヴィアン・ウェンブリーを演じるのは、イギリス出身の女優ローラ・ハドック。以前、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の主人公の母親役も演じた彼女は、2013年に「世界で最も美しい顔」の29位にランクインした実績をもちます。クラシックな美貌を備えるだけでなく、10代の頃から芸術教育学校で演技の訓練を受けてきたという本格派女優です。

前作では主人公とヒロインの親子関係が描かれていましたが、今作では主人公とヒロインは再び大人の男性と女性に。敵であるディセプティコンとの戦う中で、ケイドとヴィヴィアンの関係性がどのように変化していくかにも注目したいところです。

いずれの作品も絶世の美女たちが作品を彩る『トランスフォーマー』シリーズ。公開前の時点ではまだブレイクしてはいないローラですが、その可能性をもつ才能ある女優をこれまでに見出し、ブレイクさせてきたマイケル・ベイ監督の先見の明にはやはり目を見張るものがあります。

今作でヴィヴィアン役となったローラ・ハドックは、ハリウッド大作の出演歴はまだ少ないが、イギリスのドラマや映画界ではすでに活躍してきたキャリアがあります。この映画出演をきっかけに、ハリウッドでのブレイクも大いに期待できそうです。

いずれの作品も絶世の美女たちが作品を彩る『トランスフォーマー』シリーズ。公開前の時点ではまだブレイクしてはいないローラですが、その可能性をもつ才能ある女優をこれまでに見出し、ブレイクさせてきたマイケル・ベイ監督の先見の明にはやはり目を見張るものがあります。

今作でヴィヴィアン役となったローラ・ハドックは、ハリウッド大作の出演歴はまだ少ないが、イギリスのドラマや映画界ではすでに活躍してきたキャリアがあります。この映画出演をきっかけに、ハリウッドでのブレイクも大いに期待できそうです。

これまで地球の危機を救ってきた、あの人類の守護神オプティマス・プライムが、人間に牙を向くという衝撃のストーリーが話題になっている『トランスフォーマー/最後の騎士王』、スリリングな展開とともに、新たなスター女優の誕生を予感させるヒロインの一挙一動からも目が離せません!

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Blu-ray:5,500円+税
発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
(※2017年07月の情報です)


(文/Jun Fukunaga@H14)