不倫”がブームだ。上戸彩主演で2014年に放送されたドラマ「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」(フジテレビ系)が映画化され、現在大ヒット上映中。衝撃的なラストも話題になっているようだ。また、「あなたのことはそれほど」(TBS系)も、主演・波瑠の“トンデモ主婦”っぷりが大きな話題に。不倫モノといえば、「せいせいするほど愛してる」(TBS系)、「奪い愛、冬」(テレビ朝日系)など、近年はヒット作が豊富だ。不倫に対する世間の関心の高さがうかがえる一方で、主演女優たちは不倫にどんな想いを抱いているのか。彼女たちの胸の内に迫る。

「まったく共感できない」…波瑠は不倫女役を真っ向否定!

「あなたのことはそれほど」で波瑠演じる美都は、占い師の忠告通り「二番目に好きな人」と結婚するが、初恋の相手・有島と偶然再会し、その日のうちにベッドイン。有島から既婚者だと告げられても、「私も既婚者だから大丈夫」とケロリ。その後も悪びれずに情事を重ねる姿に、なんと視聴者から波瑠本人がバッシングされる事態に。これを受け、波瑠は自身のブログに想いをつづった。

“私は美都には共感できないけど、毎日やらなきゃ仕方ない。(中略)


こういう内容の作品ですからね。しょうもないとか馬鹿とか最低とか言われても、観て感想を抱いてもらうっていうことで私は報われるような気持ちです。


もちろん出た作品を観て、元気をもらえる! って言っていただけるほど嬉しいことはありません。今回は私自身ですら共感もできない、応援もできないような女性なので残念ながらという感じなのですが。笑“


※2017年5月3日:波瑠オフィシャルブログより

イケイケドンドンで不倫する美都を演じること対し、波留自身も葛藤を抱いていたようだ……。

「何があるか分からない」……上戸彩はまさかの不倫女役を肯定!?

EXILEのリーダー・HIROと結婚し、一児の母となった上戸彩が「昼顔」で演じたのは、子どものいない主婦・紗和。斎藤工演じる高校教師・北野との泥沼不倫が反響を呼んだ。

6月5日放送の『キスマイBUSAIKU!?』(フジテレビ系)に出演した上戸は「禁断の恋」について問われると、「経験しなくていいなら、経験したくない」と前置きしつつも、「一筋が理想ですけど、世の中そうもうまくなってないわけですよね」と力説。「自分もそういう経験をいつするか分からない。こればっかりは」「ホントこれは経験者にしか分からないんですよ」と“不倫肯定?”ともとれるコメントで力強く結んだ。

当初「昼顔」のオファーを断っていたという上戸。不倫がテーマとあって、6月5日放送の「めざましテレビ」(フジテレビ系)では、「視聴者として楽しませていただきます」と一度は辞退していたが、制作側のラブコールに応えて最終的に承諾していたことを語っていた。一度突っぱねた「不倫」に対し、今になって「自分もいつそうなるか」と受け入れたのはなぜなのか。演じるうちに、孤独な主婦・紗和に感情移入したのだろうか……?

役者は因果な商売である。役=本人と思い込む熱狂的ファンの出現には、白旗を振るしかないからだ。映画『タイタニック』でも、ローズ役を演じたケイト・ウィンスレットが大バッシングをあびた。あのドアには2人乗れたはずだ――そうたびたび指摘されるラストシーンは、実際に検証を行うファンまで現れ、ついにはケイト本人も「認めるわ」とコメント。ケイトにとっての『タイタニック』同様(というのは言い過ぎにしても)、波瑠と上戸にとって「あなそれ」「昼顔」が代表作の一つとなったことは事実。堂々と胸を張ってほしいものである。

(文/ナカニシハナ)