愛犬が他の犬の上に乗ったり、人の体にしがみついて腰を振る「マウンティング」をやめさせたい場合、どう対処すればよいのでしょうか?

「犬のマウンティングをやめさせる方法」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

犬のマウンティングはコミュニケーションのひとつ


犬のマウンティングは、犬同士のコミュニケーションのひとつで遊びの一環ともいえます。また、犬だけでなく物や人に対してもマウンティングを行うことがあります。

犬がマウンティングをする理由としては、

興奮状態にあるとき
ストレス発散
かまってほしいとき
生殖行動またはその練習

などが挙げられますが、オス犬だけでなくメス犬も生殖行動以外の理由でマウンティングを行うことがあります。

犬がマウンティングをしているときの注意点

他の犬がいる場所で自分の犬がマウンティングをしている場合は、犬同士のケンカのきっかけになる可能性があるので注意が必要です。

また、未去勢のオス犬はリードをつけていない状態でメス犬に近づけないように注意してください。

マウンティングはやめさせた方がよい?

マウンティング行動は犬同士の遊びの範囲内であればやめさせなくても大丈夫ですが、人にしつこくマウンティングをする場合はやめさせた方がよいでしょう。

犬がマウンティングをする理由が「かまってほしい」「遊んでほしい」ときの場合、マウンティングをすることで構ってもらえたと学習したり、飼い主さんの反応が楽しくて行動が強化されていることがあります。

このため、マウンティングをやめさせるには習慣を徹底的になくしていくしかありません。

マウンティングをやめさせる方法

オス犬のマウンティングは、未去勢の場合は去勢手術でやめさせられる可能性があります。また、犬に悪気はないので、しつけでやめさせる場合は叱らずに行います。
しつけの方法としては、まず、マウンティングをしそうになったときに飼い主さんが「オスワリ」のコマンドを出し、その場でオスワリができたらたくさん褒めてご褒美をあげてください。

コマンドが通らずマウンティングをしようとしたら、すぐに引き離してその場を離れるか一旦ケージに入れるなど1頭だけにさせてください。これを徹底的に繰り返します。
そうするとマウンティングをするとつまらないことが起こる、やめてオスワリをするとよいことがあると犬が学習し、かまってもらうためにマウンティングすることが減ってくると思います。

愛犬のマウンティング行動でお悩みの方は参考にしてくださいね。

(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください