コロナ禍の外出自粛の影響から、ますます熱を帯びる韓流ドラマ。本誌は好きな俳優、女優、脇役、作品などについてのアンケート協力をお願いしたところ、5千を超える反響がありました。そのなかから「一番好きな韓流女優」「一番好きな韓流脇役」ランキングとしてまとめた結果を発表します。



 女優ランキングを見てみよう。圧倒的な人気を博したのは、「愛の不時着」でヒロインを演じたソン・イェジン(38)。ドラマ「おいしいプロポーズ」(01年)でスターの仲間入りを果たし、大ヒット映画「私の頭の中の消しゴム」(04年)で若年性アルツハイマー病に侵されるヒロインを熱演。同作は、映画「パラサイト 半地下の家族」(19年)が記録を塗り替えるまでは、日本で上映された韓国映画の中で興行収入歴代1位を15年間キープし続けていた。

「ペ・ヨンジュンと共演した『四月の雪』(05年)も日本での興行はよかったです。だからソン・イェジンは、『冬のソナタ』のチェ・ジウ以上に、日本における韓流ブームのキーとなる人物です」(「韓流ぴあ」の露木恵美子編集長)

 その後もミステリーやアクション映画、ヒョンビンと共演したサスペンス映画「ザ・ネゴシエーション」(18年)などに出演し、幅広い役柄で活躍する演技派として知られる。

「旬の男性俳優と組む作品が多く、“ソン・イェジンと共演した俳優はブレークする”と言われるほどに相手を引き立てることにも長けた女優。“自分がもしヒロインになったらこうなりたい”と思うような親しみやすい魅力があり、女性人気も高いです」(All About韓国ドラマガイドの安部裕子さん)

「愛の不時着」で共演したヒョンビンとは、たびたび熱愛の噂が報じられ、ドラマ人気と比例するかのように、「本物のカップルになってほしい」という声も多く聞かれる。

「そうした声は、作品がヒットしたバロメーター。それぐらい二人の組み合わせがしっくりきたという証拠であり、いかに作品が成功したかという指標にもなります」(「韓国TVドラマガイド」の高橋尚子編集チーフ)

 2位のハン・ヒョジュ(33)は、「冬のソナタ」のユン・ソクホ監督による“四季シリーズ”で、「春のワルツ」(06年)のヒロインに抜擢された後、ドラマ「華麗なる遺産」(09年)に出てブレーク。その後、NHKでも放送された時代劇ドラマ「トンイ」(10年)の主演を務め、日本での知名度もぐんと上がった。

「うちでも写真集を作ってサイン会を開きましたが、男性にも女性にも人気。ナチュラルな美しさが日本人に受け入れられるのかもしれません」(露木編集長)

 共演者ごとに熱愛の噂話が持ち上がることから“共演者キラー”とも言われるのが、4位のパク・ミニョン(34)。「キム秘書はいったい、なぜ?」(18年)で共演したパク・ソジュンとも噂が持ち上がった。ロマコメを中心に幅広い作品に出演し、“CM女王”とも呼ばれる。

 脇役からも目が離せないのが韓国ドラマの面白いところ。圧倒的な1位を獲得したのは、アン・ネサン(55)。映画「パラサイト」で知られるポン・ジュノ監督の短編映画「白色人」(1994年)で映画初出演を果たして以来、数々の作品で幅広い役を務める。

「存在感がある役が多く、アン・ネサンが出ているだけで“物語上重要な役なんだな”と思わせるような俳優。どの作品でも、何か足跡を残すような演技が印象的です」(ライターの酒井美絵子さん)

 その他“国民的オモニ(母)”として知られるキム・ヘスク(64)が2位に、「愛の不時着」で北朝鮮の村の「人民班長」役を演じたキム・ソニョン(44)が3位にランクインした。

「韓国はドラマ数が多く、脇役が複数の作品を掛け持ちしているので、“ここにもいる!”というように、“脇役かぶり”を見つける楽しさもある。初めはどうでもいい役かと思っていたら、後半になると存在感が増したりと、脇役まで見逃せないのも面白さですね」(高橋チーフ)

※週刊朝日  2020年7月24日号より抜粋