1月21日よりスタートするドラマ「にじいろカルテ」(テレビ朝日系)で主演を務める女優の高畑充希(29)。本作は山深い村にぽつんと佇む診療所にやってきた女ドクター・紅野真空(高畑)が、少し変わった外科医や看護師とシェアハウスをしながら、命と向き合い成長していく姿を描いたヒューマンドラマで、高畑はテレビ朝日系ドラマ初主演となる。



 高畑といえば、最近は2017年7月期に放送された「過保護のカホコ」(日本テレビ系)、2019年1月期の「メゾン・ド・ポリス」(TBS系)、2019年10月期の「同期のサクラ」(日本テレビ系)と、コンスタントにドラマで主演を飾っており知名度も高い。しかも、それぞれきっちりと平均視聴率2桁という好成績を残し、高畑主演のドラマは人気が安定している。何より巧みな演技力が視聴者を釘付けにさせるのだろう。

「演技力に加え、歌唱力の高さでも知られる高畑ですが、最近はそのクレバーさが好感を呼んでいます。元日に放送された『芸能人格付けチェック』では、牛肉、鹿肉、豚肉の3種類の肉の中から牛肉を当てるという問題に対し、『普段、私フライドチキンを食べているので、鶏肉以外はわからないです』とコメント。高畑は『ケンタッキーフライドチキン』のCMキャラクターを務めており、SNS上では『たとえ全問不正解でもCMに出てる芸能人としては一流』『CMタレントとして完璧な発言』など、称賛の声が多くあがったんです。昨年4月には自身のインスタグラムで、自分が着ているセーターを人気ゲーム『あつまれどうぶつの森』で再現したことを報告し、ゲームのキャラと実際にセーターを着た自身の写真を投稿。その完成度の高さに、ネット上でも『正直すごい』『こういうの上手な人、ほんと尊敬する』と、感心する声が目立っていました」(テレビ情報誌の編集者)

 そんな高畑だが、想像力の豊かさが伺えるエピソードもある。「ホットペッパービューティーマガジン」(2019年10月24日配信)では、部屋の間取り図や飲食店の口コミサイトを見て妄想することが楽しいと告白。「この店ではこれを食べて」「こういうインテリアにして」みたいに、行った気になったり住んだ気になったりして、一日を過ごせてしまうタイプなのだとか。

■映画ではシングルマザー役に挑戦

「一方、先が見えないような作品を受けてしまうクセがあるとインタビューで明かしていたこともあります。最初からゴールが見えているよりも、ワクワクするそうです。また、環境には大満足しているが、どうしても自分自身に飽きてしまうとも話していましたね。そんな好奇心旺盛なところからも、頭の良さを感じさせます。賢い人は想像力が豊かなだけでなく、新しいことに次々と挑戦していくんです」(同)

 小学校の頃から舞台女優になるのが夢で、早稲田大学の演劇研究会に入るのが夢だった高畑。それを叶えるべく、塾に通って猛勉強の末、地元で有名な難関の中高一貫の女子校に進学したのは有名な話だろう。上京後はミュージカル女優としてのキャリアを積み、大学に進学。学生生活を送りながら女優、さらに歌手と“3足のわらじ”で活躍。演技力に加え、こうした意志の強さやクレバーさから「この人の作品だったら大丈夫」という安心感を視聴者に与えてくれるのかもしれない。

 ドラマウォッチャーの中村裕一氏は、高畑の今後についてこう分析する。

「これだけ主演作が続くということは、裏を返せば、主役を務めることができる演技力と器の持ち主であることの証明でもあります。派手さには欠けるかもしれませんが、凛とした強さを表現させれば同世代の俳優の中でもピカイチではないでしょうか。さまざまな個性的なキャラクターが集まる群集劇の中でも、しっかり輝きを放つタイプです。それもきっと、ミュージカルの舞台で培ってきた度胸と多彩な表現力の賜物だと思います。一方で、CMなどで見せる庶民的な笑顔も非常に魅力的。親しみやすさの中に隠れた芯の強さが多くの人の共感を呼び、心を捉えて離さないのではないでしょうか。今の彼女なら、きっとどんなキャラクターでも難なく演じられると思いますので、これから先も実力に裏打ちされた安定感のある芝居を見せてほしいです。今春公開予定の映画『明日の食卓』ではシングルマザーの大阪のオカン役で出演することも決定しており、どう演じるのかも楽しみですね」

 主演ドラマは決して外さない高畑。今回の連続ドラマでも好結果が期待できそうだ。(丸山ひろし)