8月28、29日に生放送されたフジテレビ系大型特番「FNSラフ&ミュージック〜歌と笑いの祭典〜」でMCのダウンタウン・松本人志とお笑いコンビの爆笑問題が7年ぶりに共演して話題を呼んだ。



 爆笑問題は第1夜の大トリで漫才を披露した後、スタジオに戻った太田光が松本に絡み、「共演NG!」「太田、動きまーす!」など持ち味の自由奔放なトークを展開。松本は「できることなら絡みたくなかった」とぼやき爆笑を誘った。

「太田さんは傍若無人な振る舞いをしているようでしっかり計算した発言で、松本さんに対する敬意がすごく伝わってきた。ああいう緊張感は生放送ならではですよね」(民放テレビ関係者)

 今のお笑い界は「第7世代」を中心に和気あいあいとしているが、30年前はピリピリしたイメージが強かった。特に確執が囁かれていたのがダウンタウンと、とんねるずだった。

「とんねるずは東の横綱、ダウンタウンは西の横綱と形容され、交わることが一切なかった。お笑いのスタンスも違いましたし、あの時は両者を取り巻く制作スタッフもピリピリしていました。とんねるずとダウンタウンが同じ時間に別のスタジオで収録していた時も休憩時間にトイレで会わないように神経を使っていました」

 当時フジテレビでバラエティー番組の2トップで「とんねるずのみなさんのおかげです」、「ダウンタウンのごっつええ感じ」が根強い人気を誇った。音楽番組も石橋がSMAPの中居正広とMCを務めるTBSの「うたばん」、ダウンタウンがMCを務めるフジテレビの「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」があったが、歌手活動で互いの番組に出演することはなかった。

 このまま共演する機会がないと思われた2組が「奇跡の共演」を果たしたのが、2014年3月31日のフジテレビ系バラエティー番組「笑っていいとも!」の最終回だった。MCのタモリと明石家さんま、ダウンタウン、ウッチャンナッチャンがトークを展開していると、石橋が「なげーよ!」と木梨憲武と共に乱入。会場がどよめき、松本が「ネットが荒れるから!」と驚きの表情を浮かべると、石橋は「松本が『ネットが荒れる』って言ってたよな」、「ネットで見たら『キーマンは石橋』って書いてあったから(出てきた)」と不仲説を逆手に取った発言で爆笑が起きた。

 バラエティー界の主役として君臨していたダウンタウンと、とんねるずだが、年月を経て互いの立ち位置は変わっている。ダウンタウンはテレビを中心に活躍する一方、とんねるずは18年3月に「とんねるずのみなさんのおかげでした」が終了してレギュラー番組は0本に。だが、石橋は人気YouTuberとして復活し、木梨も音楽活動や画家などマルチな才能を発揮している。

「多くの人気芸人がいますが、ダウンタウンと、とんねるずは別格です。実際は不仲ではないし、共演回数は少ないですが、テレビ界で切磋琢磨した戦友のような意識ではないでしょうか。両者の共演を見たい視聴者は多いと思います。実現したらテレビ界の伝説になるでしょうね」(テレビの制作スタッフ)

 7月18日放送のフジテレビ系情報・ワイドショー番組「ワイドナショー」で石橋と鈴木保奈美の離婚が取りあげられた際、コメンテーターの松本は「正直言うと、ちょっとだけうらやましいところもある。男のロマンというか。この歳で1人になるのは」と持論を述べた。

 この発言がSNS上で取り上げられると、「まっちゃんが貴さんについて話してる!ダウンタウンととんねるずは子供のころからのスーパースター。難しいと思うけど共演してくれないかなあ(原文ママ)」、「今のテレビでときめくことがめっきり減った。とんねるずとダウンタウンは特別な存在だったとつくづく感じる。タカさん、ノリさん、まっちゃん、はまちゃんの4ショット見たいなあ(原文ママ)」などのコメントが見られた

 テレビ界のスターとして、一時代を築いたダウンタウン、とんねるずの共演が実現する日は来るだろうか。(江口顕吾)