今年3月下旬からアメリカで“無期限・武者修行”をスタートしたジャニーズJr.の人気グループTravis Japan。メンバーの川島如恵留さんに出発前の思いを聞きました。(現在好評発売中の『ジュニアアエラ5月号』の記事から紹介します。)

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――グループ丸ごとアメリカに留学すると聞いたときは本当に驚きました。帰ってくる時期を決めず、「無期限」だそうですね。

 そうなりました。でも、アメリカで活動をしたいということでは決してなくて……もちろん、世界で活躍できるようなグループにもなりたいけど、一番の目的は、日本でもっともっと活躍できるグループになるために、スキルアップを図り渡米するということ。グループ全員で共同生活をしながら、ダンスやボーカルレッスンを受けて表現力を磨き、いろんなコンテストに出場したり、語学の勉強をしたりする予定です。“無期限”にしたのは、切羽詰まっていたほうがより真剣に取り組めて、より成長できると思ったから。だから、帰ってくる気は満々ですよ(笑)。

――グループでの共同生活で、決めようと思っているルールはありますか?

 実は、3日後にその打ち合わせがあります(笑)。でも、個々の時間も大事にして、好きなこととか趣味の時間も持てるようにしようということは、なんとなく決まっています。個人的には、週1ぐらいで、みんなで一つの料理をつつきあう“家族デー”みたいな日を作ってもいいかな、と。料理が得意なメンバー? (吉澤)閑也は自分で得意だとは言ってるんですけど、僕は彼の手料理を食べたことがないので……。逆に僕が作ったパンをメンバーに食べてもらったことはあります。僕、パン教室に通うほどパン作りにハマったことがあるんですよ。アメリカでパンは焼かない予定ですけど、まぁ、たまには焼いてもいいかな(笑)。

――4月から新しい環境の人も多いと思います。如恵留さん流、新生活の楽しみ方を教えてください。

 僕は新しいことを始めるのが、超好きなんです! 基本的に新しい挑戦というのは、新しいゲームを買うようなものだと捉えていて。たとえばRPGのゲームをやるとき、スタートした村にずっといる人はいないでしょう? 僕は、やるならとことんやり尽くしたいし、チュートリアルをクリアしたら、すぐに飛び出して、あの町にもこの村にも行きたい。誰かと出会って仲間になったり、呪文を唱えられるようになったりして、白地図だったものがどんどん埋まって、自分なりの一枚の絵になっていくのが楽しいんですね。それを俯瞰で見たとき、「あ〜、自分ってこんなに成長したんだ」というのが実感できるから。

――途中で挫折しそうになったら、どう奮い立たせるんですか?

 精神的に「ヤバい、俺追い詰められてる」ってときは思いっきり猫を吸って(笑)エネルギーを補給します。でも学校で何か悪意を持って自分を否定する存在とぶつかったりしたときは、それをちゃんと拒否する心も大事だと思います。そういう意味で「逃げる」って全然悪いことじゃない。僕、小学校5年のときにいじめにあって、みんなと違う中学に行きたいと思って中学受験をしたんです。それは間違ってなかったと思いますし……。だから、拒否したり逃げたりしてもいいんだけど、ひとつ「やめよう」と決めたら、ひとつ「やろう」を決める。1個引いたら1個足していくことをオススメしたいです。1個足してまだ余裕があったら今度は2個足してみるとかね。いろんな道を増やすことが、自分だけの武器になって、アイデンティティーになると思うので。

――夢を持って人生を切り開いている真っただ中の如恵留さん。改めてその素晴らしさ、今の思いを読者に伝えていただけますか。

 でもね、僕も子どもなんです。夢を持って生きているとずっと子どもでいられる。どんな言葉にもプラスとマイナスの両面があって、僕の言う「子ども」はどっちも指しているとは思うんですけど。でも、心からやりたいと願った夢に向かって妥協しないことは、きっと人生において一番大事なことなんじゃないかな。我慢や遠慮をしすぎちゃうと、自分の心に住んでいる子どもが泣いちゃう気がする。今、僕の中の子どもはキャッキャ笑っています。絶対に一回りも二回りも成長して帰ってきます。SNSなどでもアメリカでの挑戦をどんどん発信していきますので、どうかみなさん、これからも応援してください!

かわしま・のえる/1994年、東京都出身。アイドルグループ「Travis Japan(ジャニーズJr.)」のメンバー。青山学院大学総合文化政策学部卒業。ジャニーズで初めて宅地建物取引士(宅建)の資格をとる。現在、Travis Japanのメンバー7人全員がダンス、ボーカル、表現力、語学力を磨くためにアメリカへ留学中。