最近何だか老けたように思うのは、ひょっとしたら“たるみ”のせいかも…。たるまない人はどんなケアをしているのだろうか。噂の「顔ダンス」について、編集者・ライターの赤根千鶴子氏が取材した。



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紹介するのは、顔の筋トレ“顔ダンス”だ。考案者は『顔ダンスで即たるみが上がる! 若返る!』(世界文化社)等の著書がある、加藤ひとみさん。

「私は38歳のときに鏡に写った自分の老け顔に衝撃を受けました。あまりにもひどすぎて(笑)。そこで試行錯誤してつくりあげたフェイストレーニングが、顔ダンスです」

 顔ダンスは笑顔を作る筋肉に働きかける、顔面体操。

 たるみを寄せて、上げて、引き締めるポーズを繰り返して行う。この顔ダンス、加藤さんがブログで動画を公開したところ、あっというまに人気に火がつき、加藤さんは今や全国のセミナーを飛び回っている。

「顔の筋肉を鍛えると、体と同じように引き締まってくるんですよ。私自身、顔ダンスを始めて2週間で近所の奥さんに『ねえ、整形したの?』と小声で言われ、びっくりしたんです」

 顔ダンスの中から、たるみ改善の基本の三つを教えてもらった。まずは「たるみストレッチ」。唇全体を片側に寄せて5秒。そしてほうれい線に人さし指を当てて5秒。

「これはフェイスラインの引き締めに」

 そして「おだんごリフト」。これは最初、歯茎を見せるようにするのがポイント。そして頬が目の下にくっつくようなイメージで30秒。

「そのあと、口を“お”の形に開けて、ほうれい線を伸ばします。この二つの動作で口角を引き上げる大頬骨筋と、上唇のわきを引き上げる小頬骨筋が鍛えられ、顔がどんどん若々しい印象になりますよ」

 締めは、頬、口まわりのダブつきを吸い込む「たるみバキューム」。

「口をすぼめたら一連の動作をそのまま口を開かずにやってください。吸い込む2秒、巻き込む2秒、そのまま5秒かけて口角を上げるのです。ここにご紹介した三つのプログラムをやるだけで、顔の重心は上がってくると思います。朝は顔がむくみがちです。毎日ぜひ、朝食後などにやってみてください。朝、自分の気持ちが上がるときにやっておくと、一日いい表情で過ごせますよ。私は掃除機をかけながらやっています」

※週刊朝日 2017年7月28日号