北海道といえば海の幸にラーメン、乳製品……現地で食べきれなかったら、ウェブサイトをチェックしてみよう。



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 北海道を味わう、といえばまず思い浮かぶのがカニ、イクラ、シャケ、ホタテ、タラコ、ホッケ、イカと、あえて「魚介七人衆」と名付けたい。ここで選んだのがイカの塩辛。居並ぶ魚介の強豪のなかでは地味な印象ではあるが、ご飯の友として不可欠。そしておすすめなのが、茹でたての道産ジャガイモにバターと塩辛をあえる食べ方。ビールにもワインにもぴったりだ。海の幸といえば、利尻や羅臼の昆布もお忘れなく。

 続いてはお肉部門。まずジンギスカンは外せない。豚丼も気になるけど、お取り寄せに適しているのは、ハム、ソーセージ、ベーコンのビッグ3。特にソーセージはバリエーションも豊富で、違いを比べてみたい。

 庶民派グルメのソウルフードとして北海道を代表するのはやはりラーメン。札幌をはじめ函館、旭川、室蘭などご当地ラーメンの多様な広がりに、みそ、塩、醤油、バターのセレクトは当時としては画期的な発想で、ご当地ラーメンの先駆け的存在となった。ともかく種類が多くて迷ってしまうが、ここで注目したいのが、「さっぽろ純連」のみそラーメン。うまみが凝縮したスープは、これこそ北海道ラーメンの神髄とファンも多い。

 今世紀に入って知名度を上げたのがスープカレーである。札幌を起点に、今ではすっかりスタンダードなジャンルとなった。北海道の風土はラーメンとカレーをおいしくさせる要素があるのかもしれない。ただしラーメンとカレーは街場のグルメ。その一方、牧場からは乳製品。町村農場は、外務大臣や内閣官房長官を歴任した自民党の政治家、故町村信孝氏の伯父・町村敬貴氏が開いた農場で、のむヨーグルトが人気。横浜、東京・丸の内、大阪にも直営店がある。バター、チーズ、ヨーグルト……朝食を彩るのも北海道グルメの醍醐味である。(ライター・田沢竜次)

※AERA 2017年7月31日