放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は「肌ラボ 白潤プレミアム 薬用浸透美白化粧水」(ロート製薬)を取り上げる。



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 在京メイク室の鏡前。「お試しください」というメモと共に、けっこうな値段の基礎化粧品がパンフレットと共に置かれているのをよく目にする。

 定番というよりは、新しいメーカーの馴染み薄な商品が多いので、手にとらせてもらったり、贅沢にもメイクさんから使い方を聞いたりもする。

 だが、一度きりの使用では効果もわからないし、繰り返しになるが値段が高いので、購入に繋がることはナシ。メイクさんも、それらを常備品に昇格させることはなさそうなのである。

 これまで何度も書かせていただいているが、メイク室で使われる化粧品の多くは、常駐するメイク会社が経費内で購入しているから。

 ハイビジョンや4K、8K対応のファンデーションなどならまだしも、女性タレントやアナウンサー、男性芸人らがパシャパシャという音をたてながら大量に使用する化粧水については、「コスパのいいモノ」が選ばれるのだ。

『ロート製薬』が「保湿にこだわり抜いた製薬会社の化粧水」として「極潤」シリーズ、4アイテムを発売したのは2004年のこと。ヒアルロン酸、ビタミンC、コラーゲン、レチノール、コエンザイムQ10など、女性にとっては、おなじみの成分が配合されながら、ドラッグストアにて千円以下で買える同シリーズは、瞬く間にメイク室の定番となっていった。

 トロトロなのにベタつかないテクスチャーは、特に早朝番組を担当する女性アナウンサーが「幸せな気持ちになれる」「頑張ろうと思える」と評価。口コミで多くの有名人の愛用品になった。

 半期に一度、美容誌で特集される「ベストコスメ」でも「惜しみなく使える」として、「プチプラ部門グランプリ」の常連だ。

 最新の「ベストコスメ」で高い評価を得る「肌ラボ 白潤プレミアム 薬用浸透美白化粧水」は、長年のヒアルロン酸研究で培われた保湿力に「ホワイトトラネキサム酸」(美白有効成分)を配合。さらに抗炎症有効成分「グリチルリチン酸2K」を追加配合しているので、著名な美容ジャーナリストらが「美容液級の透明感と潤いが手に入る」と絶賛している。

 同時に評価されるのは、やはり価格。製薬会社ならではの製造技術や容器などにも評価が集まる。

 当然、局メイクさんらも大絶賛の新定番だ。

山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。TBS系「サンデー・ジャポン」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める

※週刊朝日  2021年6月25日号