トム・クルーズ主演のアクション・アドベンチャー映画「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」。
 
 灼熱の太陽が降り注ぐ現代の中東で、米軍関係者のニック(トム・クルーズ)は、謎の地下空洞に隠された巨大な棺を発見。調査のため輸送するが、想定外の事態により飛行機は墜落してしまう。即死だったはずのニックが目を覚ますと、無傷で死体安置所に横たえられていた。混乱するニックだったが、棺の行方を突き止めるため、その場を後にする。

 ニックが目を覚ましたその頃、飛行機が墜落したロンドンの郊外では、かつてファラオから裏切られ、邪悪なモンスターと化してしまい、棺に閉じ込められていた古代エジプトの王女アマネット(ソフィア・ブテラ)が現代に蘇り、5千年の時を経て、人類への復讐を始めようとしていた。

 プロの映画通4人の評価は?

■渡辺祥子(映画評論家)
評価:ヒマだったら
強烈ミイラ王女の呪いに、あまり魅力的ではない役どころを演じるトム様も霞む。アドベンチャーものにしたそうだけど、基本はB級モンスター映画(え、違うの!?)、包帯ぐるぐる巻きのミイラ怪人の暗躍が見たかった。

■大場正明(映画評論家)
評価:なかなかGOOD!
元ネタは同じでも、まったく別の世界を目指すプロジェクトの第1弾なので、「ハムナプトラ」とは切り離して観るべき作品。人間の二面性にこだわった設定や、人間とモンスターの境界が曖昧になっていく展開が印象に残る。

■LiLiCo(映画コメンテーター)
評価:なかなかGOOD!
物語は置いておいて、トムは相変わらず命懸けでアクションに挑んでいます。水中もお手の物。編集の問題だと思いますが、たまに段取りがちょっぴり見えちゃうけど。でも結果楽しいからいいっか。R・クロウにも惚れます。

■わたなべりんたろう(映画ライター)
評価:ヒマだったら
才能ある脚本家が原案・脚本(&監督)で揃っていても、いろいろな要素がうまく作用しておらず映画の難しさを痛感。後半の展開は観ている側が置いてけぼりになる。クルーズの変種のゾンビ映画と思えば気楽に楽しめはする。

※週刊朝日  2017年8月4日号