神戸市立東須磨小で教諭4人が男性教員(25・療養中)に激辛カレーを食べさせたり、暴行を加えていた問題で、神戸市教育委員会は18日、弁護士3人から構成される第三者委員会を設置。調査が始まった。

 すると、児童の間でもイジメが多発。2017年度は、0件だったにもかかわらず、2018年度に13件、2019年9月までで16件のイジメがあったことがわかった。

「まさに今回、イジメを受けた先生と同じような時期に児童の間でも数が増えている。児童が先生のマネをしていたんじゃないでしょうか」

 こう訴えるのは、東須磨小学校に子供を通わせている、保護者のAさん。教諭のイジメ問題が明らかになってから、児童が体調不良を訴えるケースが急増しているという。そこで小学校では保健室とは違う部屋を設け、対応にあたっているという。

「うちの子供によれば、先週も授業中、急に呼吸が早くなって連れていかれた児童がいたそうです。保健室ではない部屋には、毎日、何人もの児童が授業中、放課後など関係なく、たくさん、来ているそうです。泣きわめいたり、固まって何も話せないなど、先生たちも対応で大混乱だそうです」(前出の保護者)

 そんな中、4人の教諭が被害者教諭たちに、さらなるイジメを加えていた例が明らかにされた。

「ビール瓶を口に突っ込まれて、飲むことを強要。お菓子を口に突っ込み、食べさせる。激辛ラーメンを食べさせ、その汁を目に塗りたくる。SNSで他人に性的、わいせつなメッセージを強制的に送信させる。服やズボンをビリビリに破られる。髪の毛や服にノリをつけて、パリパリにする。など50以上ものイジメが申告されていました」(教育委員会関係者)

 イジメの中心的存在だったのは、40歳代の女性教諭だ。この女性教諭と東須磨小学校で一緒に勤務した経験のある教諭はこう話す。

「女性教諭とは他の学校でも同じでしたから5年くらいは一緒に仕事をした。どうしてこんな人が子供を教える先生なのかと信じがたい人です。イジメは今にはじまったことではありません」

 さらにこう続ける。

「昔、同じ職場だった時、女性教諭が嫌いなB先生がいました。『B先生はどうしようもない。授業中に騒いでもいい。ボイコットしてもいい』と子供たちにけしかけるのです。東須磨小学校でも、嫌いな先生に同じことをしていた。女性教諭は被害を受けた男性教諭について『反抗してもいい』『言うこと聞くな』と生徒に話し、アイツ呼ばわりしていました」

 被害を受けた男性教諭へのイジメは、児童へ配布するプリントに落書きしたり、水で濡らしたりするなど、児童への授業に影響するものも報告されている。

「職員室でも、人が少ない時を狙って、3人の男性教諭たちをけしかけて、被害にあった男性教諭の背後から蹴ったり、叩いたりしていた。ある時『痛い、痛い』というので、何事かと見たら、被害者がしゃがみこんでいた。叩いた男性教諭は、小走りに逃げて行った。被害者に聞いても『いや、大丈夫ですから』『何もないです』というばかりだったそうです。被害者は、イジメていた4人から『家まで運転しろ』と送迎を命じられ、パシリにされていた。私も女性教諭が被害者の車に乗っているのをみたことがあった」

 10月16日の保護者説明会では、4人の教諭の謝罪文が読みあげられた。

女性教諭は被害を受けた男性教諭について「かわいがってきただけに本当につらいです」と綴っていた。

また、激辛カレーの「現場」となった家庭科室やマスコミで報じられる正門などを改修することも、報告された。別の保護者がこういう。

「4人の教諭の謝罪文には非難ゴウゴウでしたね。謝罪になってないという意見が大勢。それに、家庭科室や正門を改修って税金でしょう。何を考えているのやら。先生による先生のイジメに気づいていた子供も結構います。女性教諭が被害の男性教諭に『アイツ』『とろい』『イヌ』などと、文句を言っているのをうちの子どもも聞いたことがあるそうです。『先生があんなことを言うのは、信じられない。ああいう大人にはなりたくない』と話しています」

 保護者の許可を得て東須磨小学校に通っている子供に取材すると、こう答えた。

「東須磨小学校イコールイジメというイメージになっている。恥ずかしい。もうあの4人の教諭には学校に戻らないでほしい」

(本誌取材班)

※週刊朝日オンライン限定記事