志村けんさん(享年70)が新型コロナウィルスによる肺炎で亡くなったのは昨年3月29日。一周忌を迎え、志村さんと一時期、同じマンションに住み、フジテレビ系の「志村X」(1996年〜97年)などのコント番組で、約7年間共演した女優の川上麻衣子さんや飲み友達だった女性が思い出を語った。

 

 川上さんは18歳の時から36年間、猫を飼っている。まだ「志村X」が始まる数十年前のこと。

「志村さんは大の動物好きでね。志村さんが住んでいた三鷹の家に遊びに行くと、犬や猫が一杯いました。志村さんの家は動物園みたいな印象でした。志村さんはゴールデンリトリバーとか大型犬を飼うようになってからは犬中心の私生活だったようです」

 志村さんは川上さんの都内のマンションに、よく遊びに来た。

「志村さんは私と同じマンショッンに別宅を借りていましてね。当時、私は結婚して旦那もいたので、志村さんとは家族みたいな感覚でした。私の家に夜しょっちゅうパジャマでやって来ていました。うちの猫ともよく遊んでくれました」

 当時、川上さんが飼っていたのは、最初に飼った猫の「ミリオン」(ヒマラヤン)と2番目に飼った「ローサ」(ヒマラヤン)の2匹だった。

「志村さんは普段、わりともの静かで、あんまり喋らない。何も話さずに、猫をなでてあげたり、毛づくろいをしてあげたり、猫とまったり過ごすのが好きだったようです」

 志村さんはヘビースモーカーでお酒も強かった。

「お酒もゆっくり飲みながらぐでぐでしているのが好きで、ワーッとはしゃぐタイプではなかったですね。飲みながら猫とたわむれ、タバコを吸いながらまた、猫とたわむれていました」

 志村さんは東京都港区麻布十番で複数の行きつけの店があった。

「私が麻布十番で食事をしている時に志村さんを見かけると、よく若い女の子を連れてましたね(笑)。私が『今度の彼女、かわいいね』とメールすると、『彼女じゃないよ』みたいな返信はよくありました。私のほうは『あ、そうか』みたいな感じで流してました」

 志村さんが亡くなってから8カ月くらいたった昨年11月、川上さんもコロナに感染した。38度くらいの熱が出て、10日間、ホテルの施設で隔離生活を送った。現在は自宅で、ココロ(4歳、メス)とタック(3歳、オス)の2匹と暮らしている。

「コロナが治り、うちに帰ってきて、猫との日常が戻った時にはホッとしました。私も志村さんも動物好きという共通点があったから、どこか共感し合えたのかもしれません。志村さんとともに猫たちと過ごした静かな時間は、今でも忘れられない思い出です」

 一方、麻布十番の店などで、志村けんさんのプライベートな飲み友達だったのはモデルの奥村美香さん(33)。普段は見せない素顔を本誌にこう語っていた。

「けんさんと知り合ったのは3年半から4年前です。お会いした第一印象は、若々しい感じでした。いつも、おしゃれにこだわってました」

 カジュアルブランドを好んで着ていたという。

「『グッチ』や『シュプリーム』を着ていたのを覚えています。スニーカーも時計もオーダーメイドだと言ってました」

 会うのは東京都港区麻布十番で、複数の行きつけの店があった。

「けんさんはグルメでしたよ。お寿司、肉料理、中華など、いろんな店へ連れて行ってくれた。気取った店ではなくてもどこの店も、美味しかった」

 奥村さんは身長170センチB85W55H88 の抜群のスタイルをいかし、東京でモデルの仕事を始め、志村さんと出会った。昨年は「ミスFLASH2021」のオーディションで、約500人の応募者の中から30代でたった一人、ファイナリストに残った。今年2月には、週刊ポストの「令和の三十路グラドル総選挙」でベスト5に選ばれている。

 モデルとして自身を磨きながら、女優を目指しているという。現在の心境を改めて聞くと、奥村さんは「お悔やみ申し上げます」と語った。
(本誌 上田耕司)

※週刊朝日オンライン限定記事