丸山茂樹氏は、米ツアーで初優勝した古江彩佳選手や、米PGAツアーの賞金額のアップなどを語る。

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 おかげさまで8月2日に「第24回丸山茂樹ジュニアファンデーションゴルフ大会」(埼玉・日高CC)を無事に開催できました。

 ラウンド中に氷を配ったり、ランチでスイカを出して体を冷やしてもらったり。スタッフのみんなも頑張ってくれて、無事に乗りきれました。

 中高生の男女計73人が参加してくれてました。男子の総合優勝は本(もと)大志君(東京・目黒日本大学高校2年)で、女子は新地(しんち)真美夏さん(神奈川・座間市立相模中学校3年)でした。

 本君は7月の「IMGA世界ジュニア選手権」の男子15‐18歳の部で、日本の選手として池田勇太(36)以来19年ぶりに優勝しただけのことはある。去年もマルジュニアをきっかけにABEMAツアーの「PGM Challenge」に出て、14位と奮闘しました。今年はさらに上をいってほしいな!

 新地さんは64という素晴らしいスコアで高校生にも勝っちゃいました。暑い中、すごい集中力を発揮してくれたと思います!

 さて、アメリカLPGAツアーの「トラストゴルフ スコットランド女子オープン」(7月28〜31日、スコットランド・アーバインのダンドナルドリンクス)で、古江彩佳さん(22)が本格参戦1年目で米ツアー初優勝を飾りました!

 見てると、畑岡奈紗さんと同じようなにおいを感じるというか、ガッツや気迫といったものを持ってますよね。それが彼女の持ち味のような気がします。

 62で回って4打差を逆転した最終日は、パッティングが素晴らしかったですね。パッティングってのはメンタルの比重が高いので、そこを入れていけたことにも、彼女の気持ちの強さが表れてるんでしょうね。

 話は変わりまして、アメリカPGAツアーが8月1日になって、2022−23年シーズンから、プレーオフ進出の人数を125から70にまで減らすと発表しました。一方で賞金総額のアップも正式に表明しました。レギュラーシーズンの試合の賞金を上げるために、プレーオフは規模を絞らないといけないんでしょうね。

 何だか嫌ですね、お金のつり上げ合いみたいで。サウジアラビアの資本が入っている新リーグの「リブゴルフ」が上げれば、PGAもと。マネー競争みたいになってきましたね。

 ちょっとあからさまっていう感じで。PGAも今回のことを急にやるのなら、もともとやれたんじゃない?という感じもするし。なんだかそういう政治的な問題になってくると、どんどん嫌な方向へいっちゃうようで、何かいい方法はないんですかね。こんなに大人がいっぱいいるのに。

 今年のPGAツアーが終わると、相当数が動くと思います。お金が要らないなんて人はいません。すでにお金も地位も名誉も手にした人は理想論を言うけど、真ん中あたりの人はお金の面を優先して当たり前ですからね。

丸山茂樹(まるやま・しげき)/1969年9月12日、千葉県市川市生まれ。日本ツアー通算10賞。2000年から米ツアーに本格参戦し、3勝。02年に伊澤利光プロとのコンビでEMCゴルフワールドカップを制した。リオ五輪に続き東京五輪でもゴルフ日本代表監督を務めた。セガサミーホールディングス所属。

※週刊朝日  2022年8月19・26日合併号