世界中のスラム街や犯罪多発地帯を渡り歩くジャーナリスト・丸山ゴンザレスが、取材先でメモした記録から気になったトピックを写真を交えて紹介する。■インバウンド需要の風俗店は厳しい



 コロナ禍で海外に行けず、もどかしい思いをしている人たちがいる。家族と離れて生活している人、私のように海外で取材や仕事をする人、趣味が海外旅行の人…など、さまざまな事情があるだろう。

 そのなかには、「海外風俗が好きなのに、行けない」と嘆いている人もいる。その手の趣味の人たちから圧倒的な支持を集めているのが、「カリスマ海外風俗ブロガー」と呼ばれ、YouTuberでもあるJOJOさんだ。彼のブログ「WORLD SEX TRIP」は月間90万PV、YouTube「JOJO Channel」は登録者数25万人を超える人気だ。これまでに「エロ」をテーマに世界100カ国以上を旅してきた。ブログやYou Tubeでは、そうした旅での体験を紹介しているのだ。海外風俗ルボというだげでなく、冒険談として捉えることもできる。

 そんなJOJOさんと私はブルガリアで出会い、現在も交流を続けている。コロナ禍での世界の風俗業界を、彼はどうみているのだろうか。

「海外からの観光客に依存していた風俗店は、コロナ禍では駄目になると思います。海外在住者のSNSから、風俗店の女性キャストが客よりも多いような状況がうかがえます」

 以前の本連載でも、タイの「夜の街」で同様の状況が浮かび上がっていることを紹介した。特に日本人が風俗店に繰り出すことは、現在でもほとんどないことはお伝えしたとおりだ。反対に、「インバウンド需要をあてにせず、地元の客をターゲットにしていた風俗店は乗り切るのでは」とJOJOさんも指摘する。 JOJOさんといえば、ドイツの風俗「FKK」の常連で、その手の事情通として知られている。FKKとは、表向きはサウナの形をとり、客は入場料を払って入店し、女性たちと交渉して“行為”に及ぶ店だ。女性たちも入場料を支払っていて、それぞれ個人的に売春をしている。ドイツやオーストリア、スイスにあり、店内の華やかさや、サービスの良さ、女性たちのルックスの高さから「世界最高峰の風俗」とも呼ばれている。


「FKKは、ドイツではまだ閉店しているのですが、オーストリアでは開店していて、現地の人によれば客も少しずつ入っているようです」

 このように地元でも人気のある風俗であれば、客がある程度は戻ってきているということのようだ。だが、コロナ禍が風俗業界にとって依然として厳しい世界なのは間違いない。(文/丸山ゴンザレス)

●JOJO
海外風俗ブロガー、YouTuber。ブログ「WORLD SEX TRIP」は月間90万PV、YouTube「JOJO Channel」は登録者数25万人超。「エロ」をテーマに4年間かけて世界一周。これまでに訪れた国は100か国以上。8月19日に「世界の女が僕を待っている WORLD SEX TRIP」(イースト・プレス)を出版。JOJOさんのブログ「WORLD SEX TRIP」はこちらhttps://worldsextrip.com
Twitter:@WORLD_SEX_TRIP