久慈市在住で八戸あおば高等学院(八戸市)の事務局長を務める晴山一貫(かずつら)さんは、久慈市名誉市民である三船久蔵十段(1883〜1965年)のゆかりの品を含む計10点を、同市の三船十段記念館と市教委に寄贈した。三船十段の写真や旧三船記念館の設計図が付いた建設資金募集趣意書に加え、同市出身で伝説の柔道家として知られる昆野睦武(ちかのり)(1885〜1917年)の写真など貴重な資料ばかり。同記念館や市教委では、今後を市民に広く公開したい考えだ。 晴山さんの祖父・晴山福一郎さん(享年82歳)が同市の柔道振興に尽力。 家を整理していたところ、段ボールの中から古い資料が見つかったという。 寄贈したのは、▽31年に久慈市武徳殿の落成式で帰郷した際の写真▽55年に行われた市制施行1周年記念都市対抗柔道大会パンフレットと写真▽三船記念館建設資金募集趣意書▽昆野睦武の写真▽福一郎さんによる柔道場「興道館」の開設案内状—など。 9日、同記念館で行われた寄贈式で晴山さんは「個人で持っていても仕方がないので、保存して活用してほしい」と託した。 これに対し加藤春男教育長は「記念館に展示するなどして市民に見てもらいたい」と謝意を示した。【写真説明】加藤春男教育長(右)に三船久蔵十段の写真を寄贈する晴山一貫さん