夏はもう終わり? 八戸地方は8月に入り、例年より気温の低い日が続いている。いつもなら子どもたちの歓声が響き渡るプールもここ数日は閑散とし、街中では長袖姿の人が目に付く。肌寒さを感じる日は当面続く見込みで、暑さを実感できないまま夏休みの終盤を迎えそうだ。 青森地方気象台によると、気温が上がらないのはオホーツク海から東寄りの湿った風が吹き、雲が流れ込んでいる影響。八戸は1日以降、30度以上の真夏日が一度もなく、25度以上の夏日を記録したのは5〜7日の3日間だけ。8日は最高気温が21・2度で、9、10日は20度を下回った。 11日も19・1度と10月上旬並みの気温で、平年より7度以上も低く、日照時間はゼロだった。八戸市内では長袖を着たり、上着を持ち歩いたりする人が多く見られた。 ◆   ◆ 帰省ラッシュとなった11日のJR八戸駅では、東京発の下り列車から降りてきた人が8月中旬とは思えない寒さに驚いた様子。半袖、半ズボン、サンダル姿の人が、迎えに来た家族に「そんな格好で寒くないのか」と心配される光景も。 この時期、涼を求めて多くの親子でにぎわう八戸市民プールも同日午前は客の姿が見られず、開店休業状態。夏休み期間全体を見ても、例年に比べると客の入りは良くないという。 受付でひっそりとしたプールを眺めていた職員の小笠原太一さん(23)は「天気が悪いのはしょうがない。少しでも早く暑くなって、たくさんの人に遊びに来てほしい」と長袖の上から腕をさすっていた。 ◆   ◆ 一方、暑過ぎない分、八戸公園は例年通りの活気を見せ、半袖で遊ぶ子どもの姿も。13日からはキャンプの予約も入っており、いつもの客入りという。 気象台によると、あと1週間ほど気温の上がらない日が続く見込みという。【写真説明】肌寒い日が続く八戸地方。11日も気温が上がらず、八戸市民プールは静まりかえっていた=同日午後2時ごろ