八戸市の「ダンスバレエ・リセ豊島」と、モレキュラーシアター読書会「addoction」(両団体とも豊島重之代表)による公演「聲(こえ)のアトリエ」が15日、同市の「はっち」シアター2で行われ、舞踊や詩劇、哲学者で一橋大大学院教授の鵜飼哲さんの講演などを通して、声による表現と身体(からだ)による表現の関係性について観客と共に考えた。 本来、体のみで表現するダンスに対し、朗読などは声にすることで表現が成立する。その二つを融合し、声と身体、どちらの表現方法も大切にしようという試み。多文化都市八戸推進事業の助成を受けて初めて企画した。 公演は4部構成で、1部では、ダンスバレエ・リセ豊島の生徒によるダンスで幕開け。2部では鵜飼さんが「足(ピエ)と台座(ピエデスト)」と題して、スイスの彫刻家ジャコメッティの作品やフランスの小説家ジャン・ジュネの言葉を引用しながら講演。「ジャコメッティは不動の彫刻にいかにして動きを出していくかという新たな道を切り開いた」と解説した。 3部では、詩劇「nini—nga—ni」を上演。最後の4部では、豊島代表を進行役に、詩人の齋藤恵美子さん(横浜市)と佐山則夫さん(仙台市)、造形家の伊藤二子さん(八戸市)、鵜飼さんが、「砂漠のプラトー」と題してトークセッションを行った。【写真説明】ダンスを披露するダンスバレエ・リセ豊島の生徒