十和田市稲生町の空き店舗を改修し、今春開設された中心街の交流オープンスペース「14—54」の一角に、市現代美術館の蔵書の一部を自由に閲覧できるライブラリースペースが整備された。17日にお披露目会が開かれ、関係者や市民ら約40人が完成を祝った。 「14—54」は「街に開かれた場所」をコンセプトに誕生したスペースで、管理者である同市のクイーン・アンド・カンパニー、同美術館、市の地域おこし協力隊が共同運営している。今後、中心商店街と連携し市民参加型のイベントなどを開催していく予定。 ライブラリースペースは幅広い世代が本を通じアートに親しみ、交流する空間を目指し、同美術館が芸術書を中心に蔵書約500冊を提供。ソファやテーブルも設け、来場者がゆったりとくつろげるようにした。 蔵書を置く本棚は、茨城県在住のアーティスト津田翔平さんと地元の中高生が市内で不要になった棚や机を解体した材料を使い、真新しく作り替えた。 この日の式典では、クイーン・アンド・カンパニー取締役のアレックス・クイーンさんが「気軽に来場できる街中のライブラリーになればうれしい」とあいさつ。同美術館の小池一子館長の音頭で乾杯した。出席者は本棚から世界各国の美術書を手に取って興味深そうに読んだり、ソファに座って歓談したりして楽しんだ。【写真説明】十和田市現代美術館の蔵書を自由に読めるライブラリースペース