「魔法」をコンセプトとするアイドルグループ、マジカル・パンチライン(以下マジパン)が2017年7月15日に1stワンマンライブ”World’s End Wonderland: Episode I”を新宿ReNYにて開催した。

マジパンにとって初のワンマンライブであり、またまもなく昨年7月20日のデビューから約1年。彼女らの晴れ舞台を見届けるため全国からファンが集結し、チケットはソールドアウトとなった。超満員の中で始まったライブは、メンバーによるラジオドラマを導入し、楽曲へと繋がっていくミュージカルライクな演出に。「魔法」をコンセプトとするマジパンの世界観、各楽曲に込められた物語、そしてメンバー一人一人のキャラクターへの理解がより深まるような仕掛けとなっていた。

最初のラジオドラマの舞台は、レコード会社の会議室。デビュー曲の打ち合わせとして集められたメンバーが、「アイドルとは、魔法使いである。君たちにはこれから魔法使いになってもらう」と突然言い渡され、魔法の世界へと飛ばされてしまうところから彼女たちの物語は始まる(『Magiかよ!? BiliBili☆パンチライン』)。

ハチャメチャでプログレッシブ、でもどこか“魔法”っぽさも兼ね備えた『Magiかよ!? BiliBili☆パンチライン』でオーディエンスの心を鷲掴みにすると、そこから1stミニアルバム『MAGiCAL PUNCLiNE』の収録順に、魔法の世界へと飛ばされ、魔法学校“タイガー・ゲート”に入学することとなったメンバーたちの物語が展開する。

魔法の練習や魔法学校での日常をそれぞれ描いた『小悪魔Lesson 1・2・3♪』『Prologueは摩訶不思議』ではとびきりポップに可愛く、初めての戦いとその勝利と凱旋を描いた『万理一空 Rising Fire!』『Never Ending Punchline』では、メタリックなサウンドとともに熱く力強いパフォーマンスを見せつけ、独特なライブ構成と演出の中にあっても、オーディエンスを次第にその世界観へと惹き込んでいく。

2ndミニアルバム『MAGiCAL MYSTERY TOUR』の衣装に着替えたメンバーが再び登場すると、魔法世界での冒険を描いた疾走感溢れるアッパーチューン『マジカル・ジャーニー・ツアー』から、呪文の練習ではディスコティックなラップ『108 煩悩 BOMB』、調理実習ではモータウン風ポップス『Happy New Kitchen』と、物語の展開とともにその音楽性やメンバーの表現もどんどん広がりを見せる。

次なる強敵との戦い『那由多不可思議ソウルライブツイスター』を経て、まだまだこれからも続いていく冒険への決意と、冒険をともにする仲間との絆を歌う『謎から謎めくMystery』では、メンバーとオーディエンスが一体となり、会場中が暖かい雰囲気に包まれた。

8月9日リリースの1stシングル『パレードは続く』のミュージックビデオが初解禁された後、今度はその新衣装へと着替えたメンバーが登場し、ここからは1stシングルの収録曲を披露。デビュー前に初めてメンバーに渡されたデモ曲で、今回のシングルで遂に日の目を見ることとなった『マジック☆ガール』は、ビッグバンドジャズを彷彿とさせる洒落たアレンジのポップナンバー。続いての『ミカガミ・ラビリンス』はマジパンの楽曲でも異色なまでにダークな、荘厳で重厚なバラード。そしてラストでは、これまでとこれからの旅路を綴った壮大で晴れやかなマーチ『パレードは続く』を高らかに歌い上げ、盛大な拍手と歓声の中、本編は幕を閉じた。

鳴り止まないアンコールに応えてTシャツ姿で再登場したメンバーは、彼女たち自身も出演、歌唱しているロッテ Fit’s「2年F組 Fit’s組」のCMソング『誇り』『走れ!』を披露。オーディエンスもそれに応えて会場のボルテージは最高潮に。凄まじい熱気の中、最後にマジパン屈指のアッパーチューン『マジカル・ジャーニー・ツアー』『万里一空 Rising Fire!』を続けて熱唱し、デビュー1周年を目前に開催されたマジカル・パンチライン初のワンマンライブ「World’s End Wonderland: Episode I」は大団円を迎えた。