いまや、アイドルグループとしては唯一、スタジアム級の会場でライブを行いドームツアーまで開催してしまう、まさにモンスター級の人気を誇るのがももいろクローバーZだ。他のアイドルグループと比べると、メンバーが5人しかいないという理由からか、雑誌などで生の声をあまり聞くことが出来ないももクロ。その人気はどこから来ているのか?そして、ももクロはどこに向かっていくのか?その答えを公式記者として最も近いところで見続けてきた、「小島記者」こと小島和宏氏に聞いた。
アイドル×プロレス味の素限定表紙
−小島記者は立て続けにももクロに関する書籍「ももクロ独創録 ももいろクローバーZ 公式記者インサイド・レポート 2016 – 2017」「アイドル × プロレス – いい年こいた中年が両方好きでなぜ悪い! 」を発売します。

小島
「ももクロ独創録」は毎年出版させてもらっているライブレポートを中心にももクロのバックステージでの様子や、ライブに向けてのメイキングなどを内側から追ったもので、「アイドル×プロレス」に関しては外から見たももクロを書いています。こちらは『豆腐プロレス』などの話も入っているんですが、高城れにのインタビューが収録されています。「ももクロ独創録」に関しては、徳間書店さんの「OVERTURE」という雑誌で、この1年間、何度かももクロの撮り下ろしを行っていたので、じゃあ、徳間さんから出しましょう。せっかくだから、写真も使用させてもらいましょう、と。今回はももクロとしての活動が少なかった時期の話なので、ソロとしての活動を追う形にしようとなった時に、写真も入れつつ、メンバーのインタビューも入れつつ…ももクロの活動が変わってくるなら、こちらも変えていかなければと思って、本の構成も変えてみました。

−百田夏菜子、佐々木彩夏のインタビューも収録されています。

小島
夏菜子ちゃんは「べっぴんさん」のクランクアップ3日後で「スッキリ!」に出た後なら空いているということになって、急遽話を聞いて。でも実は前の日までスピンオフとか撮影していて「さっき終わったばっかりだよ〜」とボンヤリとしているところで、感情がいっぱいこぼれてきたんで面白いなって。夏菜子ちゃんはこの一年、インタビューする度に成長したな、っていう実感があったしハワイのライブの時もメイク中に話を聞いたんですけど深い話をしていて…本人は言ったことを全て忘れてしまうので(笑)、彼女的にはこうやって残してもらえるとありがたいと言ってもらえてます。他の4人に話を聞くと、夏菜子ちゃんがいなかった時に自分について考える時間が増えて、何をすべきか考えた上でソロコンサートやっているから、4人は夏菜子ちゃんのおかげだよねって話していて、それを夏菜子ちゃんに伝えると「わたしは5人で走っていたつもりだったから、そう言ってもらえるとありがたいな」って喜んでいたんです。

−佐々木さんに関しては、演出まで手がけることが多くなりました。

小島
自分のライブだけじゃなくて、ももクロのライブも頼むってなるようになって、「ももクロ独創録」にも書いたんですけど、振り付けの石川ゆみ先生が来られない場合は、あーりんがリハーサルを中心になってやっているんです、プレイヤーとして演出家として。去年まではそこを褒めると「アイドルとして褒めてよ!」って言われたんですよ。でも、ソロコンサートを越えて意識は変わってきているようです。言っちゃえば、この5人だけでもライブを回れる体制になったのでそういう意味では、この2年位でももクロはメッチャ強くなりましたね。

−佐々木さんが、疲れているメンバーをリハーサルに誘いづらいというエピソードもいいですよね。

小島
そう、プレイヤーでもあるから、そのジレンマがいいですよね(笑)。それが出来るのはももクロで彼女だけだし、いい意味で緊張感が保たれているなと思います。

−こういう裏話も、近いところにいる小島記者ならではですね。

小島
ありがたいことに、近いところにいさせていただているので、ライブ前になにかが起これば耳に入るし、現場に飛んでいける。そこはカメラが入っていないので、自分が極力お客さんにお届けしたいですし。今回も書籍が出来上がってから校正を川上さん(ももクロのプロデューサー)にお願いしたんですけど、修正が入ったのが一点だけで。それも僕が地名を間違えてしまったところだけで、内容的には一切、直しがないんですよね。それって、普通、ありえないことなので、いい関係性は築けているなぁ、と思います。(インタビュー/編集部)〜後編へ続く

※高城れに表紙の「アイドル × プロレス – いい年こいた中年が両方好きでなぜ悪い! 」は、ももいろクローバーZ ももクロ夏のバカ騒ぎ2017での限定販売となる。