篠原涼子演じる“スーパーハケン”大前春子が13年ぶりに活躍するドラマ『ハケンの品格』が、8月5日に最終回を迎える。常識はずれなキャラクターである春子の動向に目を奪われがちだが、2020年版新キャストの活躍も目覚ましい。


『ハケンの品格』ファンのみなさんはすでにご存知だろうが、最終話をより楽しむために、Huluオリジナルスピンオフ『ハケンの珍客』とYouTubeの「日テレ公式チャンネル」はぜひチェックしておいてほしい。以下、その魅力を紹介する。


『ハケンの珍客』は、新入社員・井手裕太郎(杉野遥亮)と三田貴士(中村海人)、ハケン・福岡亜紀(吉谷彩子)と新人ハケン・千葉小夏(山本舞香)をメインに描く、1話あたり10分前後と気軽に楽しめるオリジナルドラマ。井手と三田は研修期間中で、まだ営業事業部に配属されていないところから始まる。


このスピンオフでは本編以上に4人の個性が際立つ。特に、あらゆるミスの責任から逃れようと四苦八苦する井手と三田の様子がおもしろい。



たとえば第1話。営業先で「追加資料」を頼まれたにも関わらず、上司に伝え忘れていた2人。部署の先輩社員は別業務ですべて出払っており、頼れるのは亜紀と小夏だけだ。ところがその2人も他の業務に追われている。ミスがバレて責任を負うことを恐れる井手と三田は、上司に報告せずに解決するため派遣会社・ワークゼアに一日だけの“ハケンの珍客”を依頼し、どうにかこうにか解決するのだ。

本編では無気力気味な井手と三田だが、『ハケンの珍客』では責任逃れのためとはいえ、生き生きと仕事をしているようにみえる。「叱られたくない」が原動力になる井手と、「キャリアに傷をつけたくない」が原動力になる三田。劇中では事件が起きるたびに、八嶋智人・久本雅美・間宮祥太朗といった豪華ゲストが演じるクセ者揃いのハケンたちとともにミスを切り抜けていく2人の様子がテンポよく描かれている。


本当に無責任ならミスをそのままにしてもいいようなものだが、2人はそうではない。ミスに気づけば「叱られたくない!」「キャリアに傷をつけたくない!」と言いつつもなんだかんだと毎回乗り切っている。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、収録が一定期間中止となった同作。収録再開以降とみられる第4話からは柴田理恵演じるプロデューサーが登場し、“諸般の事情”により“最大限の配慮”をしながら撮影するというメタ演出がなされる。これ以降は静止画に音声をあてたアテレコ方式の映像と、声の収録をする杉野遥亮や中村海人を自ら演じる動画とを混じえたつくりで物語が進行。杉野演じる杉野、中村演じる中村という変わった演出も楽しんでほしい。


またYouTubeの「日テレ公式チャンネル」では、「YouTubeですが、それが何か?」と題し、杉野・中村・吉谷・山本が『ハケンの品格』をPR。

各話の見所を杉野&中村からなる「社員チーム」と、吉谷&山本からなる「派遣チーム」に分かれて手作り紙芝居で紹介する「紙芝居対決」では、キャスト陣それぞれが味のある絵を披露。対決に負けた社員チームは、罰ゲームとして1000ピースのジグソーパズルを作ることに。1000ピースは思いのほか大変で、2時間かけてもパズルは完成せず。無理にでも完成させなければ本編の撮影に間に合わないということで、杉野と中村は翌日の休日を返上してまでパズルに取り組み、なんとか完成させる。なんとこのとき杉野と中村が作った「サグラダ・ファミリアのパズル」は、本編第5話で春子が作成したもの。本編ではジグソーパズル検定1級の腕前を持つ春子があっさり完成させたパズルだが、杉野と中村の苦労の元に成り立っていたのだった。それを踏まえ、改めて第5話を見返してみるのも楽しいかもしれない。

さらに7月22日にアップされた動画では、杉野・中村・吉谷・山本の4人が紙粘土でドラマ用小道具を作成。中村は苦労してパズルで作ったサグラダ・ファミリアを紙粘土で再現。吉谷は、東海林をイメージしたくるくるパーマのシロクマ、山本はS&Fという社名の由来であるスプーンとフォークをモチーフにしたオリジナルキャラクターをそれぞれ創作。杉野は「太陽の塔 大前春子ver.」という謎の造形物を生み出した。このうち3作品が本編最終話に登場するとのことなので、放送を観ながら画面の隅々まで探してみよう。



2ヶ月にわたって撮影された「YouTubeですが、それが何か?」では、そのほかにも始業前に春子が行う「大前体操」の効果を杉野と中村が検証する動画や、キャスト同士の裏話がもりだくさん。いずれも5分程度で見られるので、最終話前をより楽しむためにチェックしてみてはいかがだろうか。



『ハケンの品格』

2020年4月期日本テレビ水曜22時〜23時

8月5日(水)夜10時 最終話 放送!

<出演者>    篠原涼子 小泉孝太郎 勝地涼 杉野遥亮 吉谷彩子 山本舞香 

中村海人(Travis Japan/ジャニーズJr.)  上地雄輔 塚地武雅(ドランクドラゴン)

大泉洋(特別出演) 伊東四朗

©日本テレビ