2021年劇団☆新感線41周年興行 秋公演 いのうえ歌舞伎『狐晴明九尾狩』製作発表会見が17日、新感線オフィシャルYouTubeチャンネルにて配信され、主人公の陰陽師・晴明を演じる中村倫也、晴明と頭脳戦を展開する九尾の狐役の向井理、九尾の狐と因縁のある狐霊に扮する吉岡里帆、作者の中島かずき、演出を務めるいのうえひでのりが出席した。



『狐晴明九尾狩』は、いのうえひでのり演出、中島かずき描き下ろしによる伝奇時代劇。「狐の子」を名乗る陰陽師・晴明(中村)と、陰陽師に化けた九尾の狐(向井)との手練手管の頭脳戦が繰り広げられる。

作家の中島が「安倍晴明でいのうえ歌舞伎……中村倫也くんでやりたいな」という思いからスタートしたという本作。中村は登場するなり、「僕より身長がはるかに高いのに、座ったとき僕より座高が低いのが驚きです」と中村節を披露すると「ちびとのっぽと狐で……本読みも楽しくできて、きっといいものができるんじゃないかなと思います」と笑顔を見せる。

中村は、ライバルとなる向井について「僕がデビューしてすぐ、18歳のときの作品で、一緒になったんです。まだ向井くんが世間に見つかる前だったのですが、その当時からシュッとしていて目立っていました。そこで懐かせてもらいました」と語ると、向井は「あのときから生意気なガキでしたけれど……」と発言し笑いを誘う。


続けて向井は「みんなの弟みたいな感じでしたが、やっぱりいい意味で生意気でしたね」と念を押すと「でもお互い、10何年も演劇を含めてお芝居の世界でどっぷりやっているので、刺激し合えればいいですね」と共闘を誓っていた。


本作の向井はヒール役。中村は「向井くんのド悪役芝居がスゲー楽しみです」とニヤニヤ。「いつもクールで無駄なことをしゃべらない向井っちが、ド悪役の発声をするのが、とても楽しみです」と期待を口にすると、向井は「劇団☆新感線の舞台は2回目の出演となりますが、また声を掛けていただけたことが嬉しいです。前回は、これまで経験したことのないようなことがたくさんあり、すごく鍛えられました。今回もなかなか大変な舞台になると思いますが、こんな時代だからこそ楽しんでもらえる作品にしていきたいです」と抱負を語っていた。


また狐霊の役を演じる吉岡は「某CMで長い間狐の役をやらせていただいていたので、これまでの経験が役に立つなと思っていたのですが、台本を読むと、今までの狐とは違うなと感じました」と、自身がキャラクターを務める“どんぎつね”トークを展開し笑いを誘うと「中村さん、向井さんと最高のメンバーで、足を引っ張らないように頑張らなければ……と緊張しています」と胸の内を明かしていた。





会見写真 撮影:田中亜紀