2018年より連載がスタートした、累計発行部数900万部を超える人気漫画『終末のワルキューレ』が舞台化。主演として、半神半人の戦乙女<ワルキューレ>の1人、ブリュンヒルデを演じるのは、モーニング娘。OGで女優の飯窪春菜だ。


自他共に認める“アニメ・漫画好き”である彼女。原作さながらの神々しさを放つ衣装を身にまとい、舞台を控える心境や元メンバーとの交流、ファンへの感謝などを語ってくれた。


──主演として出演することが決まった時の心境を教えて下さい。

びっくりしました。自分が読んでいた漫画だったのですごく嬉しかったですね。座長の立ち振る舞い方がよくわかっていないので「どうしたらいいんだろう」とはちょっと思っています(苦笑)。

キャスト発表の第1弾はあったんですが、他に誰が出演するのか、私もまだ知らない状況なんです。謎も多く、楽しみがいっぱいですね。私は人見知りだから、早く皆さんとコミュニケーションを取れたらいいなと思っています。


──どう演じようと思っていますか。

漫画原作のものが実写化される時に、私だったら一番嬉しいなと思うのが、原作のキャラクターの動きと舞台の動きが一致していることなんですよ。「この人は原作をいっぱい読んで勉強して、愛を持ってやってくれてるんだ」と感じるので、私もそういう風にやりたいなと思っています。


──まだ台本もご覧になっていないということですが、ファン目線で期待している点はどんなところでしょう。

漫画を読んでいて神様たちが戦う時の演出がすごいと思っていたので、それがどんな風に仕上がるんだろう、と気になっています。あとはアダムの衣装ですね。楽しみです。


──演じるうえでご自身が気を付けるポイントはどんなところだと思っていますか。

表情や動きを原作に忠実にしたいというのがまず第一。ブリュンヒルデは聡明で気品ある女性という印象なので、私の素が出ないように気を付けようと思っています(笑)。


──素は違うんですか。

私、喋ると「全然イメージと違うね」とよく言われるので、気品さとかはないかもしれない(笑)。だから上品に上品に振る舞いたいです。


──衣装がとてもお似合いでした。着てみた感想はいかがですか。

言い方が合っているかわからないんですが、コスプレをしているような気持ちで楽しかったです。すごくリアルじゃないですか。漫画からそのまま出てきたような衣装で本当に感動しました。


──普段はコスプレはされない?

しないですね。ここまで自分で労力をかけて作り込むこともなかなか出来ないので、嬉しいですね。


──役柄とご自身の共通点はなにかありますか。

共通点はいっぱいあります。私も長女なんですよ。3姉妹なので、ブリュンヒルデのように13人もいないけど(笑)。それから、ブリュンヒルデはすごく表情豊かなんです。私もよく「顔がうるさい」と言われるぐらい動くタイプなので、演じたらどうなるのかなと楽しみですね。

あとは、私も妹と話している時には口が悪くなってしまうことがあるんです。そこも共通点かな(笑)。

──販売されているチケットには、人類側の座席と神側の座席がありますよね。ブリュンヒルデは半神半人ですが、飯窪さんのファンはどちらを買うのがオススメですか?

そうですよね。私も神側と人類側があるっていうことを知らなかったので、ファンの皆さんと同じ状況(笑)。

でもブリュンヒルデは人類を滅亡させたくない思いでラグナロクを提案するので、私は人類側なんじゃないかなとは思っています。


──今回の舞台出演を受けて、どなたかと連絡を取り合いましたか。

メンバーは連絡をくれましたね。石田亜佑美ちゃんと工藤遥ちゃんは『終末のワルキューレ』をもともと知っていたので「観に行きたい」って連絡をくれました。

それから、お友達の中川翔子さんも「絶対観に行きたい」って連絡を下さって嬉しかったです。仲良くさせていただいている漫画家の金田一蓮十郎先生からも連絡をいただきました。


──交流の幅が広いんですね。これまでも何度か舞台には出演されていますが、舞台に立つ時にはどんな気持ちで臨まれるのでしょうか。

舞台は、シーンごとに切り取って演じる映像のお芝居と違って、ストーリーが最初から最後まで続くんですよね。私にとっては、その方が感情移入がしやすいなと思っています。

ただ、2.5次元の舞台としては今回が初めてなので、雰囲気も違うでしょうね。周りの先輩方から学んでいきたいです。


──原作で、ブリュンヒルデは特製のサルミアッキパイをやけ食いすることがありますが、飯窪さんはストレス発散で食欲が増すことはありますか。

私はストレスが溜まった時や疲れてる時にはチョコレートを食べたくなりますね。基本的に甘いものは苦手なんですが、チョコレートは好きなので食べちゃう。


──撮影や舞台の前などは、食事は意識しますか?

全然変わらないです。白米が好きなので、お米に合うおかずを作って食べていますね。茶色いおかずばっかりなんですけど(笑)。


──料理は、どんなレパートリーがあるんですか?

おりえさんっていう、Twitterで人気の主婦の方がいるんですが、おりえさんのレシピを真似して最近作ったものが最近では美味しかったですね。

谷中しょうがに豚バラ肉を巻いて片栗粉まぶして焼く。それを焼き肉のたれと絡めて食べたらすごく美味しかったです。


──なるほど。茶色い。

そう、茶色いんですよ!得意料理は豚の生姜焼きと餃子なので、やっぱり茶色い(笑)。


──じゃあ、体型維持は運動で?

いや、私は運動が大嫌いなので(笑)、整えるとしたら食べないしか選択肢がないんですよね。そういう時は節制します。


──飯窪さんは、モーニング娘。時代からアニメ・漫画好きを公言されていましたよね。好きなことでお仕事を獲得するのはすごいことだと思います。今後してみたいことはなにかありますか。

女優のお仕事ももちろん楽しいんですが、実は私もう一つなりたいものがあって。『世界・ふしぎ発見!』のミステリーハンターになりたいんです。


──なぜミステリーハンターなんでしょう。

私、世界の色々な絶景を見ることが人生をかけての夢なんです。自分で旅行に行ってみるというのもいいけど、ミステリーハンターだったらより現地の人と交流できたり、情報を知ることができるんじゃないかなと思うんですよね。


──コロナ禍で、直接ファンの方と触れ合える機会も貴重になりましたよね。

そうですね。舞台に立った時に、自分のファンの方が見えるとすごく安心するんですよ。


──すぐ気付くものですか?

気付きます。私のプロデュースブランドのお洋服だったりコラボしていたアイテムだったり、モーニング娘。現役時代のメンバーカラーの目立つTシャツ姿だったりするので「あ、来てくれてるんだ」と嬉しくなりますね。

舞台の期間中には、地方で東京に来られないような方はメッセージを送ってくださるので、そういうことにもすごく励まされています。


──コロナ禍以前と、価値観に変化はありましたか。

私は年に1回バースデーイベントをしているんですが、会えたとしても声は出せないんです。そこにはやっぱり寂しさを感じますね。

でもその分、オンラインイベントで心の距離感は近くなったと思うし、ファンの方が自宅からZoomで参加するという新しい楽しみ方も発見できたので、工夫次第だなとは思います。


──では最後に改めて、舞台を楽しみにしている皆様にメッセージをお願いします。

『終末のワルキューレ』は、原作もアニメもものすごくたくさんの方に愛されている作品だと思います。プレッシャーを感じてはいるけれど、私もいちファンとしてキャラクターへの愛を持ってお届けしたいなと思います。楽しみにしていてほしいです!