(趙章恩・ソウル在住ジャーナリスト)

 国内にいながら海外旅行気分を味わえるコンビニ弁当が売れている。韓国コンビニ業界最大手のGS25は、世界グルメ紀行シリーズ弁当として、インド伝統チキンカレー弁当、ロゼクリームリゾットキムパプ(のりまき)を販売。若い世代だけでなく、40〜50代など幅広い世代で人気を集めているという。

 業界2位のCU(BGFリテール)は、機内食風弁当を発売した。機内食らしさを演出するため、通常のプラスチックではなく、あえてアルミの容器を使用。豚肉とチャーハン、牛肉とパスタ、照り焼きチキンとチャーハンの3種類の弁当を用意し、手に取りやすいよう、通常の弁当とあまり変わらない価格で販売した。

 また、大手スーパーEMARTはLCC(格安航空)のジンエアーと共同開発した機内販売専用のカップラーメンについて、店舗での販売を始めた。

 背景には、新型コロナウイルスの影響で海外旅行に行くのが難しい昨今の現状がある。韓国観光公社によると、韓国人は2018年、平均で3回の国内旅行、1回の海外旅行をしていた。近年は海外に出かける出国者数も増え、最多記録を毎年更新するなど海外旅行熱が高まっている。