シンガポール EC大手と契約 大型セール開催=上村真由
 シンガポールで年に1度行われる大型セール「グレート・シンガポール・セール(GSS)」で、今年は同国のネット通販大手ラザダが公式電子商取引(EC)パートナーとなる。GSSを主催するシンガポール小売業協会(SRA)が、同バーゲンの27年の歴史の中で、EC大手と同様の契約を結ぶのは今回が初めて。

 GSSは外国人観光客も引きつける小売業界の一大イベントだが、昨年は新型コロナの影響でオンライン販売に軸足を移していた。6月6日から7月7日まで実施する今年のGSSは、EC大手と協力してネット販売をさらに強化する。

 SRAの会員には、ラザダのECプラットフォームや決済ソリューション、物流パートナー企業などを利用してもらう。ラザダのサイトでは安売りキャンペーンを開始。数日ごとにIT機器やベビー用品、食料品などテーマを決めて販売する。

 SRAのR・ディナカラン会長は「新型コロナの流行は、消費者の購買行動に影響を与え、小売業界でデジタル化需要が高まった」と説明。同協会は、ネット通販に関するラザダの知見を活用して、小売業者がオンライン販売にシフトできるよう後押ししたい考えだ。

(上村真由・NNAシンガポール版記者)