クラフトビールに新風、キムチ冷蔵庫メーカーが作る梨生姜ビールとは一体=趙章恩
 小規模な醸造所がつくる個性的なクラフトビールに、意外な食材を混ぜ合わせた異色のビールが口コミで人気を集めている。例えば、ロッテ製菓のガムに使われる原液を入れたビールや、キムチ冷蔵庫メーカーが企画した保管温度によって味が変わる梨生姜(しょうが)ビール、激辛ラーメンとのコラボレーションで生まれたマンゴービールなどに好奇心をくすぐられる人々が増えている。

 韓国でクラフトビールが登場したのは2002年。20年には酒税法改定で酒類製造免許を持つ事業者が大手ビールメーカーに生産を委託できるようになり、酒税も安くなった。

 クラフトビールの市場規模は19年の800億ウォンから20年には1180億ウォンに成長、21年には2100億ウォンを超える見込みだ(韓国手製麦酒協会調べ)。主なクラフトビールのスタートアップ企業の売上高も10月末時点で前年比3倍超えと報じられるほど勢いがある。コロナ禍で酒類の消費が低迷する中、久しぶりの明るい材料だ。

 ロッテ七星飲料などの大手ビール会社も、コンビニ向けクラフトビールの企画に乗り出した。同社は中小クラフトビール73社を集め市民参加型試飲オーディションを開催。ビールの流通などを支援するという。

(趙章恩・ソウル在住ジャーナリスト)