紫外線というと夏をイメージしがちだが、実は春こそ気をつけなければいけない時期。空気が乾燥し、肌の水分が失われるため、より紫外線の影響を受けやすいという。春の紫外線対策を、メンズコスメアドバイザーの野々下一美さんに聞いた。

■今回のアドバイザー

メンズコスメアドバイザー

野々下一美さん


肌の色を分析するパーソナルカラリストとして活動するかたわら、美容・コスメのライターを経験。現在はザスインターナショナルを立ち上げ、男性の美容とコスメの専門家として活動する。著書に『エグゼクティブになる人の若々しい顔のつくり方』がある。

冬から春にかけては肌の水分が失われ、紫外線のダメージを受けやすい時期


野々下さん「一般的には、夏になってから紫外線対策をする人が多いのですが、実は紫外線は3〜4月くらいから多く降り始めているのです。春は空気が乾燥しているため、当然肌も水分不足に陥っています。そのため、夏以上に肌が無防備な状態になっていると言えます。その状態で紫外線を浴びてしまうと、より大きな肌ダメージへとつながるわけです。



紫外線が、シミやそばかすを発生させる原因であることは広く知られていますが、それだけはなく、頭髪にも影響があるということは男性なら知っておくべきでしょう。紫外線がメラニンを分解して髪のたんぱく物質にダメージを与えるため、切れ毛や枝毛などを発生させるのです。頭皮に至っては、髪がある程度の防御はしてくれますが、短髪の人や地肌が薄い人などは、毛根の毛母細胞に影響して抜け毛が多くなったり、場合によっては髪自体が生えてこなくなったりすることもあります。色素を破壊して白髪となってしまうことも考えられるため、今のうちから対策しておくにこしたことはありません」

春も帽子は必須!? 紫外線対策のために、日常的に使いたいアイテムとは?


野々下さん「基本的に帽子と日焼け止めは必須です。肌が露出する部位は、十分注意しましょう。帽子は通気性が良く、UV加工されているものがベストです。日焼け止めは、日常使いなら紫外線防止目安のSPF20前後のもので十分でしょう。SPFの数値が高いものは、肌に負担がかかるので屋外のレジャーの際に使うのをオススメします。最近では、サッパリしたテクスチャーで、紫外線防止効果のある男性用の水ファンデーションなども人気のようなので、利用してみるものいいかもしれません。



また、目から入ってくる紫外線を脳が察知して、メラニン色素を生成してしまうため、サングラスも忘れてはならないアイテムです」


日焼けは軽い火傷だという意識を持ち、必ず紫外線ケアをすること


野々下さん「もしも、うっかり日焼けをしてしまった場合は、早急にケアすることです。日焼けは軽い火傷だと思ってください。熱がこもっていたり赤くなっていたりするときには、水分を十分与えて、冷やしましょう。肌が熱によって乾燥しているうえ、水分不足でますます肌への悪影響が進んでしまいます。肌が落ち着いてくるまで、化粧水などで繰り返し水分を補給し続けてください。



いつまでもハリのある若々しい肌を保つには、紫外線の影響をいかに少なくできるかにかかっています。“加齢老化”は避けようがないですが、紫外線による“光老化”だけはしっかり対策されることをオススメします」


最後にアドバイザーからひと言


「無防備に日焼けをすると、とんでもないことになります。男性でもお出かけ前の紫外線対策は必須です!」