心筋梗塞防止には、「切れない、詰まらない」血管にすることが大切。しかし、酒や糖、油をとりすぎると、血管の“漬け物化” が進んでしまうことも。血管を鍛え、回復させるトレーニング法を、スポーツトレーナーの佐藤友樹さんに聞いた。

■今回のアドバイザー

スポーツトレーナー

佐藤友樹さん


スポーツ事業を手がけるビルブリッジ株式会社・ゼネラルマネージャー。「ココロ&からだnavi」代表。「生活習慣を見直し、生活をコントロールする」ことで「健康寿命」を延伸させることをテーマに活動中。

血管老化の原因は肝機能の低下!? 注意すべき生活習慣は?


心筋梗塞の一因にもなるという、血管の硬化と血流の悪化。佐藤さんによれば、その原因として、40代男性ならではの生活習慣の乱れがあげられるという。



佐藤さん「心筋梗塞の原因のひとつである動脈硬化は、肝機能の働きが低下することで起るともいわれています。例えば40代男性の場合、仕事の付き合いなどでお酒を飲むことも多くなりますが、飲みすぎると肝臓に脂肪肝が溜まりやすくなり、血液がドロドロになってしまいます。肝機能を低下させる原因としては、お酒のほかに油、糖分のとり過ぎや過度なダイエット、ストレスなどもあげられます。お酒を一切飲まないのに、仕事のストレスで肝臓の数値が悪いという人も少なくはないようです」


肝機能の改善が期待できる「大胸筋ストレッチ」その方法は?


佐藤さんによれば、低下した肝機能は、肩甲骨を広げる大胸筋ストレッチで回復させることができるという。その方法を教えてもらった。



佐藤さん「まず椅子に座って、息を吐きながら前屈みになります。背中をめいっぱい丸め、腹筋をするイメージでお腹をグッとへこませましょう。息を吸いながら今度はできる限り背筋を伸ばし、“小さく前にならえ”のポーズをとります。胸をピンと張って、肩を開き、左右の肩甲骨同士を互いに引き寄せる動きを意識してください。この一連の動きを10回繰り返します」


より積極的に大胸筋を鍛えたい人には上級者向けのトレーニングがオススメ


大胸筋をもっと鍛えたい人には、「ラットプルダウン」という上級者向けのトレーニングもあり、これも自宅でできるという。



佐藤さん「頭の上で、タオルの端と端を両手で持った状態で、タオルを左右に引っ張り合います。その後、重量挙げのバーベルを下ろすように、タオルを引っぱり合ったままの両手を、頭の後ろを通して下ろします。この運動も1日10回繰り返してください」



ただし、このトレーニングを行う際には注意点があるとも。



佐藤さん「実際にこの動きを行うと、最後に頭の後ろに腕を下ろすのが痛くてツライという人もいると思います。そんな人は、胸の前に腕を下ろしても構いません。ひとつの目安として、普通にバンザイをしたときに腕が耳の後ろまで届かない人は、頭の前に下ろしましょう。無理してやると肩を痛めかねません」




最後にアドバイザーからひと言


「長い1日が始まる、朝の時間帯にこそ“気付けの一発”として実践してみてください」