続々と日本に紹介されるスーパーフードの中で、忙しい40代男性に注目してほしいのが、NASAでその成分を研究しているという「スピルリナ」。アンチエイジング効果が期待できるフィキシアニンのほか、様々な栄養が含まれているという。詳しい話を、専門家に聞いた。

■今回のアドバイザー

一般社団法人日本サプリメント協会

後藤典子さん


サプリメントや健康食品の情報を収集し、嘘やごまかしのない正確な知識を消費者に提供。健康や情報リテラシー向上のために、執筆&出版&講演&イベントなどの啓蒙活動を行う。

30億年前から存在する植物「スピルリナ」。優れた栄養源としてNASAからも注目


スーパーフードの王様といわれるスピルリナ。日本ではなじみが薄い植物だが、実はかなり古くから存在していたという。



後藤さん「スピルリナは、30億年前から地球上に存在している植物で、熱帯から亜熱帯地方の高塩分の湖で繁殖するユレモ科スピルリナ属の藍藻類の一種です。見た目がコルクの栓抜きのようにねじれていることから、ラテン語で『らせん』を意味する『Spira』が名前の由来。日本人にはなじみが薄いかもしれませんが、最近ではNASAが宇宙空間で培養できる優れた栄養源のひとつとしてスピルリナを研究していますし、国連は食糧難の解決策として『優れた未来食になる』と提言するほど注目度の高い食材です」


スピルリナはサプリメントや粉末タイプで摂取するのが一般的。タイミングは食前がオススメ


スピルリナ最大の特徴は、なんといっても60種類以上含まれている豊富な栄養素だ。



後藤さん「体の機能を維持するために必要不可欠な必須アミノ酸を全9種類含有するほか、β―カロテン、ゼアキサンチン、クリプトキサンチン、ビタミン類(E、K、B群)、ミネラル類(カルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄)など、現代人が不足しがちな栄養素が多く含まれています。



なかでもスピルリナ特有の栄養素がフィキシアニンという青色の色素成分。膵液の消化酵素を活発にして脂肪の消化を促すため、ダイエット効果があるといわれています。また、抗酸化作用があるため老化予防にも期待できますよ。



スピルリナの栄養素は一般食品に比べて細胞壁が柔らかく、体内への吸収が早いのも特徴のひとつ。効率よく栄養を補うことができるので、ダイエットで食事制限をしている男性にも好都合です。



摂取方法は、サプリメントや粉末タイプなど加工品を摂取するのが一般的です。1日の摂取量は2〜6gを目安にしてください。タイミングは食前がオススメ。スピルリナが膨張し食欲を抑える効果が期待できる上に脂肪の吸収が穏やかになるため、ダイエット効果が高くなります」


薬と併用する場合は要注意。アレルギー体質の男性は少量から


ダイエット効果に期待できるスピルリナだが、摂取時の注意点もある。



後藤さん「コーヒーや清涼飲料水、アルコールなどとともに摂取すると、スピルリナの栄養が損なわれる可能性があります。必ず水で飲むようにしてください。また、たまにアレルギー反応が出るかたもいらっしゃいますので、心配な場合は少量から始めるようにしてください。



持病があり薬を飲んでいる人は要注意。ワルファリンを含む血栓症治療薬と併用すると、スピルリナに多く含まれるビタミンKが働きを阻害してしまう恐れがあります。併用する場合は、医師に相談してからにしましょう」


最後にアドバイザーからひと言


「外食ばかりで栄養が偏りがちな40代男性には、効率よく栄養補給する補助食品としてオススメです!」