韓国出身のリ・ハナが「樋口久子 三菱電機レディス」で日本ツアー初優勝。セッティングを調べると、2週間前に調整したドライバー、シャフトが優勝に大きく貢献していたようです。

ドライバーは超ハード、UTは超やさしい個性的なセッティング

 韓国出身のリ・ハナが「樋口久子 三菱電機レディス」で日本ツアー初優勝を遂げました。

すべてのクラブをUSTマミヤのシャフトでそろえているリ・ハナ 写真:GettyImages
すべてのクラブをUSTマミヤのシャフトでそろえているリ・ハナ 写真:GettyImages

 クラブ契約フリーのリ・ハナは、ドライバーからユーティリティーのウッドをキャロウェイの「パラダイムシリーズ」でそろえていますが、そのモデル選びは個性的。

 ドライバーは「パラダイムシリーズ」でも最もハードだといわれているヘッド体積420ccの「パラダイムトリプルダイヤモンドS」、3番ウッドもヘッドサイズが小さい「パラダイムトリプルダイヤモンドT」にしています。そして5番ウッドは「パラダイムトリプルダイヤモンド」。しかし、ユーティリティーは同シリーズで最もやさしい「パラダイム マックスファスト」にしていました。「パラダイムトリプルダイヤモンドS」と「パラダイム マックスファスト」を一緒に使う選手は珍しいです。

 リ・ハナは開幕戦から5月までは「エピックスピード」を使っていましたが、6月から「パラダイムシリーズ」を投入。さらに本人は2週間前にフィッティングを行ったと明かしました。

「私はクラブのことがよく分かっていなくて、USTマミヤのスタッフさんがいろいろとつくってくれるのですが、2週間前にドライバーとかウッドを全部フィッティングしてから、すごくシャフトが合うようになりました」

 ドライバーの長さも変えたそうです。

「今まで45.25インチでしたが、今回はいろいろと相談して46インチにしたのですが、それがすごく合いました。飛距離は10〜15ヤードくらい伸びたと思います」

 2週間前から使い始めたのはUSTマミヤの「LIN-Qシリーズ」。このシャフトは米国発の新シリーズで、PGAツアーではリッキー・ファウラーなどが使っています。

 ウッドもウェッジも細かくメーカー、モデルを使い分けているリ・ハナですが、シャフトは14本ともUSTマミヤでそろえています。パターのシャフトも同社の「All-In Putter」。本人も「シャフトが合っていた」と語る通り、14本のシャフトの統一感も優勝につながった一因かもしれません。

 優勝会見では「ボミさんみたいな選手になりたい」と語っていたリ・ハナ。22歳での初優勝によってイ・ボミの後継者の一番手になったことは間違いありません。

2023 リ・ハナの最新セッティング

1W:キャロウェイ パラダイム トリプルダイヤモンドS(ロフト/9度 シャフト/USTマミヤ LIN-Q BLUE EX 5S)3W:キャロウェイ パラダイム トリプルダイヤモンドT(ロフト/14度 シャフト/USTマミヤ LIN-Q BLUE EX 5S)5W:キャロウェイ パラダイム トリプルダイヤモンド(ロフト/18度 シャフト/USTマミヤ LIN-Q BLUE EX 5S)4U:キャロウェイ パラダイム マックスファスト(ロフト21度 シャフト/USTマミヤEZ65S)4U:スリクソン ZX MkII ユーティリティ(シャフト/USTマミヤEZ75S)6I-PW:スリクソン ZX5 MkII(シャフト/アッタスアイアン 80S)AW、GW:クリーブランド RTX6 ZIPCORE(ロフト/50度、54度 シャフト/アッタスアイアン 80S)SW:キャロウェイ ジョーズ フォージド(ロフト/58度 シャフト/アッタスアイアン 80S)パター:オデッセイ 2-Ball イレブン ツアーライン(シャフト/All-In Putter)

野中真一