昔から「パットイズマネー」という言葉があるように、プロのみならずアマチュアにとってもパッティングはスコアを左右する重要な要素です。しかし、アマチュアはドライバーやアイアンなどの「ショット練習」に多くの時間を割きがちなのも現実です。

好スコアが出るときは例外なくパット数が少ない

 今年に入ってからスコア管理アプリを使用するようになりましたが、何が一番参考になっているかというとスコアとパット数の相関関係です。

 7月下旬から自分なりに満足いくスコアで回れるラウンドが増えてきたのですが、好スコアが出るときは例外なくパット数が少ないのです。

 スコアメークにはパットが大事とプロゴルファーは口をそろえますが、まさにそのとおりの結果になっています。

スコア管理を徹底するほどパッティングの重要性が浮き彫りになる 写真:unsplash
スコア管理を徹底するほどパッティングの重要性が浮き彫りになる 写真:unsplash

 筆者の今年の平均パット数は34.4です。この数字自体はまだ改善の余地があるでしょうが、どのような計算でこの数字になっているかというと、最少パット数25、最多パット数42を含む37ラウンドの平均が34.4となっています。最少パット数と最多パット数の差が17打もあります。

 25パットの日は我ながらパットがよく入ったなと感心するほどで、1パットが11回、2パットが7回でした。

 42パットの日は雨がかなり強かったのでファーストパットの距離感がまったくつかめず、1パットが1回、2パットが11回、3パットが5回、4パットが1回でした。

 そして25パットのラウンドは今年2番目にいいスコアで、42パットのラウンドは今年7番目に悪いスコアでした。パット数が多いからといってスコアが悪いとは限らないのですが、パット数が少ないとスコアがまとまります。

シミュレーションゴルフならパットを打つ機会が増える

 パットに関しては得意意識も苦手意識も特にありません。ただ、パットはダフったりトップしたりするミスが少ないので、好きか嫌いかでいうと好きな部類に入ります。

 アマチュアゴルファーはパットが入るかどうかで順位や賞金が大きく変わるわけではありませんし、プロゴルファーでも3パットすることがあるわけですから、自分は4パットをしなければOKと割り切って気軽にパッティングしています。

シミュレーションゴルフなどでパッティング機会が増えるだけで上達に役立つ
シミュレーションゴルフなどでパッティング機会が増えるだけで上達に役立つ

 一方で、パットが好きだからといって熱心に練習をしているわけではありません。どうしてパット数が少ないラウンドが増えてきたのだろう、と考えてみたところ思い当たるフシがありました。

 筆者は今年1月、ボールを打った瞬間に左手に衝撃が走り、クラブが握れなくなるというケガをしました。

 整骨院に通って治療したことで、4月ごろからようやくクラブを握れるようになり、インドアゴルフスタジオでの練習を再開しました。いきなりフルショットは怖かったのでアプローチショット中心のメニューで調整していました。

 5月に入るとコースでフルショットできるようになったので、シミュレーションゴルフ中心の練習メニューに切り替えました。

 シミュレーションゴルフで練習すると、ティーショットでドライバーを打ったら、次はアイアンでグリーンを狙い、グリーンを外したらアプローチショットでピンに寄せ、そこからパターでカップインを狙うという流れを繰り返します。

 そうすると1回の練習で27〜36回くらいパターを打ちます。1パットが9回、2パットが9回だと27パット、2パットが18回だと36パットになります。

 自分ではその程度の球数は練習のうちに入らないと思っていたのですが、それを週5日繰り返すと135〜180回です。さらに4週続けると540〜720回です。

 シミュレーションゴルフのパッティングは人工マット上でボールを転がすので、実際のグリーンとは大きく違います。

 しかし、狙ったラインにボールを打ち出せるようにセットアップしてストロークするという流れは一緒です。それなりの練習効果があったということなのでしょう。

 トーナメントを取材していると、プロゴルファーがラウンド後に1時間も2時間もパッティング練習をしている姿を見かけることがあります。でも、それだけ練習しても試合でパットが入るかどうかは別物です。今日は入ったパットが明日は入らなくなります。

 そんな様子を見ていると、パッティング練習にはあまり乗り気がしなかったのですが、シミュレーションゴルフの練習がパッティングにも好影響を及ぼしているのであれば、この練習をしばらく続けてみようと思います。

保井友秀