昨年後半から大スランプに苦しんでいた西郷真央が伊藤園レディスで約1年半ぶりに復活優勝。その優勝に貢献したのが今シーズンから使いはじめた「パラダイム トリプルダイヤモンド」ドライバーでした。しかし、シーズン途中は「パラダイム エックス」を使っていた時期もありました。その理由は?

持ち球をドローに変える過程でドローバイアスのドライバーが役立った

 伊藤園レディスで約1年半ぶりに復活優勝を果たした西郷真央。今シーズンからクラブ契約フリーになっており、ドライバーはキャロウェイ、フェアウェイウッドはヤマハ、ユーティリティーはピン、アイアンはミズノ、ウェッジはボーケイ、そしてパターはオデッセイ(キャロウェイ)と、5メーカーの混合セットになっています。その中で優勝に一番貢献してくれたクラブについて、次のように答えていました。

「パラダイム エックス」から「パラダイム トリプルダイヤモンド」にドライバーを替えて優勝した西郷真央 写真:GettyImages
「パラダイム エックス」から「パラダイム トリプルダイヤモンド」にドライバーを替えて優勝した西郷真央 写真:GettyImages

「やっぱりドライバー(パラダイム トリプルダイヤモンド)かなと思います。3日間を通してフェアウェイキープ率が高かったのでドライバーです」

 ドライバー選びでこだわっている部分は?

「飛距離重視ではなくて、自分が振りやすいモデルを選んでいます。あとはフェアウェイウッドやアイアンとの流れが変わらないモデルですね」

 西郷本人も復活優勝に貢献したと語る「パラダイム トリプルダイヤモンド」のドライバーですが、シーズン途中では「パラダイム エックス」を使う試合もありました。その理由は球筋です。「パラダイム エックス」はドローバイアス設計になっているのでドローボールが打ちやすい。実は西郷はシーズン途中に球筋を変えていました。

「昨年までフェードを持ち球にしていましたが、今年の途中からドローに変えました。もともとドローボールのほうがイメージを出しやすかったのと、自分の動作の中でボールをつかまえる動きができるようになったことが大きいです」

 今シーズンの西郷は初戦から「パラダイム トリプルダイヤモンド」を使っていましたが、6月22〜25日の全米女子プロから9月28日〜10月1日の日本女子オープンまでは「パラダイム エックス」を使っていました。10月13〜15日の富士通レディスから再び「パラダイム トリプルダイヤモンド」に戻したのは、自分のスイングで無理なくドローボールが出るようになったからでしょう。

 8月以降は2位が2試合、3位が2試合と何度も上位に入っていた西郷は、ドローボールを打ちやすいドライバーで調子を取り戻していったのかもしれません。

2023 西郷真央の最新セッティング

1W:キャロウェイ パラダイム トリプルダイヤモンド(ロフト/10.5度)5W:ヤマハ RMX VD(ロフト/18度、21度)4U、5U:ピン G425(ロフト/22度、26度)6I-PW:ミズノ JPX923フォージドGW、AW、SW:ボーケイSM9(ロフト/48、54、58度)パター:オデッセイ ホワイトホットOG ロッシー

野中真一