今、巷ではどんなクラブが売れているのか、なぜ売れているのか? そんなゴルフ界のトレンドを探るべく、有賀園ゴルフで、売れ筋商品のランキング調査。アイテム別に毎週、レポートをお届けします! 今週は2023年10月のウェッジランキングです。

有賀園ゴルフで2023年10月に売れたウェッジベスト5

 今、売れているアイアンはどのモデルなのか徹底調査。ランキングは有賀園ゴルフ全店舗、ネットショップも含めての売上本数で、マークダウン商品をのぞいて算出してもらいました。最新のギアトレンドが一目で分かります。

第1位 タイトリスト ボーケイデザイン SM9ウェッジシリーズ(アクシネットジャパン)

タイトリスト ボーケイデザイン SM9ウェッジシリーズ(アクシネットジャパン)
タイトリスト ボーケイデザイン SM9ウェッジシリーズ(アクシネットジャパン)

 名匠・ボブ・ボーケイによる人気のシリーズ。弾道の高さをイメージどおりにコントロールし、ソリッドな打感を実現。精度の高いアプローチを極めたウェッジです。豊富なグラインドバリエーションから選べて、スコアメイクにつながるショットを成功へと導きます。2022年3月11日発売。メーカー希望小売価格:1本・2万7500円(税込み)

ダイナミックゴールド装着モデルに人気が集中

 安定の首位です。ソール形状、ロフトともに豊富なラインアップですが、どれかが突出して売れているということはありません。

 みなさん自分に最適なソール、ロフトセッティングを見極めているのかな? と感じます。

 シャフトに関しては、圧倒的にダイナミックゴールドが売れているので、重めのアイアンにそろえる方が多いのかもしれません。(有賀園ゴルフNEW杉並店・小室直也店長)

第2位 クリーブランド RTX 6 ZIPCORE ウエッジ(ダンロップ)

クリーブランド RTX 6 ZIPCORE ウエッジ(ダンロップ)
クリーブランド RTX 6 ZIPCORE ウエッジ(ダンロップ)

 ロフト別に異なるフェースブラストとレーザーミーリングを搭載。最大19本の深く狭い高精度のグルーブ(溝)設計との相乗効果で、あらゆる状況で優れたスピンコントロール性能を発揮します。上下の慣性モーメントも増大させ、飛距離と方向の安定性も向上させています。2023年3月18日発売。メーカー希望小売価格:1本:ダイナミックゴールド:2万2000円(税込み)、N.S.PRO950 neo 2万3100円(税込み)、仕上げ違いはアップチャージ4400円(税込み)プラス

3種類のソール形状では真ん中の「ミッド」が人気

 シャフトに関しては「ダイナミックゴールド」に軍配が上がりつつ、「N.S.PRO950GH neo」も健闘しています。

 これは、スリクソンのアイアンのZX5 MKII、ZX7 MKIIのどちらを選ぶかで、その流れで選ばれている印象ですね。

 バンスは3種類あるのですが、ちょうど真ん中の「ミッド」に人気が集まっています。シンプルに選ぶ人が多いと感じます。(有賀園ゴルフNEW杉並店・小室直也店長)

第3位 JAWS RAW ウェッジ(キャロウェイゴルフ)

JAWS RAW ウェッジ(キャロウェイゴルフ)
JAWS RAW ウェッジ(キャロウェイゴルフ)

「生」を意味する「RAW」の名のとおり、フェース面はノーメッキ仕上げ。溝のエッジを鋭くした「37Vグルーブ」と、溝と溝の間に設けた突起部を斜めに配した「マイクロフィーチャー」で高いスピン性能を発揮。ヘッドのブレも軽減し、安定したアプローチをかなえます。2022年7月22日発売。メーカー希望小売価格:1本:2万9700円(税込み)

やさしいとされるソール形状を求める人が多い

 ノーメッキフェースのJAWS RAW。シャフトは「ダイナミックゴールドHT」、「モーダス115」、「950GH neo」がラインアップされていますが、どれもまんべんなく売れている印象です。

 ソールは「Sグラインド」が人気ですが、最もやさしいとされる広めのソール「Wグラインド」もよく売れています。

 ウェッジにやさしさを求める人が多い印象です。(有賀園ゴルフNEW杉並店・小室直也店長)

第4位 ミルド グラインド4 ウェッジ(テーラーメイド ゴルフ)

ミルド グラインド4 ウェッジ(テーラーメイド ゴルフ)
ミルド グラインド4 ウェッジ(テーラーメイド ゴルフ)

 新たなレーザーエッチング処理により、フェース面の溝をより深く刻み込み、消耗に対する耐用性も向上、安定したスピン性能を発揮するウェッジです。ツアープロからのフィードバックを元にしたヘッド形状で構えやすく、寄せるイメージも出しやすくなっています。2023年9月8日発売。メーカー希望小売価格:1本・スチール:2万9700円(税込み)、カーボン:3万800円(税込み)

第5位 GLIDE 4.0 ウェッジ(ピンゴルフジャパン)

GLIDE 4.0 ウェッジ(ピンゴルフジャパン)
GLIDE 4.0 ウェッジ(ピンゴルフジャパン)

 番手別の削り出し溝とエメリーブラスト、疎水性の高いハイドロパールクローム仕上げで、優れたスピン性能を発揮する新フェースを採用。濡れた状態やラフからでも安定したスピン量と理想の摩擦力を可能にします。打感と寛容性に優れ、ミスにも強いウェッジです。2022年5月13日発売。メーカー希望小売価格:1本:スチール:2万7500円(税込み)、カーボン:3万800円(税込み)

「バンス角が大きい=ウェッジが苦手な人向け、と決めつけない」(小室店長)

 首位の座は相変わらずのボーケイデザインSM9ウェッジ。2位と3位も前回と同様で、4位にテーラーメイドの新製品「ミルドグラインド4」がランクインしました。

 ウェッジのランキングは、大きく変わらないことも特徴です。みなさん、あまり冒険をしないですね。やはり、安定感のあるモデルに人気が集まります。

 ウェッジ選びの重要な要素に「バンス角」選びがあります。これは、シャフトを地面と垂直にしたときに、リーディングエッジからソールの出っ張り部分がどのくらい出ているかを表していて、数値が大きいほど「バンス角」が大きいものということになります。

 数値が大きいモノは「ハイバンス」、小さいモノは「ローバンス」と呼ばれます。

「ハイバンス」は、ソール幅が広めの傾向にあり、ソールが滑ってくれて抜けがよくなります。ただし、打ち込みが強い人はソール幅が広すぎてしまうと地面ではねてしまうので、ソール幅は狭い「ローバンス」のほうがいいとされています。

 以前は、バンスが多いのはウェッジが苦手な人向け、少ないのは上級者向けといわれていましたが、打ち方によっても変わってくるので、あまり決めつけずに試打などで自分に合わせて選ぶことをオススメしています。

 また、最近のウェッジは、ソール形状自体が豊富になってきているので、一概に「バンス角」だけで判断ができなくなってきているのも事実です。

 あくまでも目安と考えて、「バンス角」にはあまりとらわれすぎずに、自分の打ち方に合わせて選んでいくのがいいと思います。

※ランキングは、有賀園ゴルフ全店舗、ネットショップも含めての売上本数で、マークダウン商品をのぞいて算出してもらいました。表記価格はメーカー純正シャフト装着モデルです。取材協力:有賀園ゴルフNEW杉並店

下山江美