ダフった時でも滑ってしまう人工マットよりも上達に役立つものを探していると、なんと「スパンコール付き」の練習マットを発見。まるでウロコのように敷き詰められたマットの効果はどんなものなのか? 早速購入してテストしてみました。

無数のウロコがある「滑らない」人工芝マット

 ゴルフ場の芝とは異なり、ダフってもソールが滑って打てる練習場の人工マットですが、ダフったことがすぐに目視できる特殊な練習マットを発見。早速購入して実際に使ってみました。

ショットするとウロコ状に敷き詰められたスパンコールがめくれて白地になり、最下点から先のターフを確認できる
ショットするとウロコ状に敷き詰められたスパンコールがめくれて白地になり、最下点から先のターフを確認できる

 マットの表面には無数のウロコのようにスパンコールが縫い付けられていて、ショットするとインパクトでヘッドが当たった所がめくれ裏の白地が見えるようになっています。

 実物を見てみると「これでショットできるの?」と思うほど独特な作りの「スパンコール付き」人工芝マット。しかし、打ってみると意外にも「気持ちいい打感」を体験できました。

 打った跡を見ると、ヘッドの入った場所と位置が一目で分かるのでインパクトの修正や球筋のチェックもしやすい便利グッズでした。

バンカーショットの「○センチ手前から」もセルフチェックできる

 素材の関係上、アプローチやバンカーショット時の「ボール位置」に対するヘッド入り方をチェックするのが、マットの寿命などを考慮した練習として一番いいかも知れません。

 アプローチなら、ダフリやトップが出ないように右足寄りにボールを置く人が多いと思いますが、「最下点の少し右」にボールがあれば充分だと実感できるはず。

ウェッジショットではアプローチやバンカーショットでの「ボール位置」に対する実際のズレを確認できる
ウェッジショットではアプローチやバンカーショットでの「ボール位置」に対する実際のズレを確認できる

 インパクト後のヘッドの抜け方も、硬いフェアウェイからの打感に近いので、芝から打つ「擬似感覚」も養えそうです。

 またバンカーショットではよく「○センチ手前からヘッドを入れなさい」的なアドバイスを見聞きしますが、実際に何センチ手前からヘッドが入っているのか目視できるのはいい効果だと思います。

 どれぐらいの「砂を飛ばす」イメージが出ているのかも確認できます。

入射角やヘッド軌道のチェックも可能

 芝の上とは異なり、人工マットではインパクト時のヘッドとボールの飛び出し方向を自分でチェックするのは難しいです。また、弾道測定器のデータの読みが苦手で、ピンと来ない人も多くいます。

本物の芝に近い感覚でインパクト時の入射角やヘッド軌道などチェックもできる
本物の芝に近い感覚でインパクト時の入射角やヘッド軌道などチェックもできる

 もし普段の練習からターフの跡を見ることができると、アナログな人でも入射角やヘッド軌道、ボールの打ち出し方向をチェックしやすくなります。

 基本的にはボールが打ち出された方向よりも「少し左向き」にターフが向いていれば、大きく曲がるミスにはつながらないはずです。

 特にアイアンは最下点の少し手前でボールを打つため、ターフが取れた部分も含めたインパクトゾーン全体のチェックが必須。今回購入した練習マット以外でも、アイアンでショットした跡が残るマットが販売されてるので探してみてください。

【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)

伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数露出するほか、「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン「FITTING」編集長を務める。

猿場トール