プレーフィーだけでなく、最近はゴルフにかかる経費がガソリン代を筆頭に値上がりを続けています。そこで、ゴルフ場の往復で発生する経費の中で、節約できるものとできないものに関して考察してみました。

高速道路を使わないゴルファーは意外と多い

 千葉県在住の人とゴルフ談義をしていたところ、「ゴルフに行くときは千葉県でも他県でも高速道路を使わずに下道(一般道)だけで行きます」という話を聞いてビックリしました。

 自宅から100キロ以上離れているゴルフ場でも片道3時間かけてコースに行くとのことでした。

 ゴルフ場関係者によると、遠方から高速道路を使わずに来場するゴルファーは意外と多いそうです。

下道を積極的に使う事で高速道路料金を節約しているゴルファーは意外と多い 写真:AC
下道を積極的に使う事で高速道路料金を節約しているゴルファーは意外と多い 写真:AC

「これからの季節は積雪などの影響で、地元でラウンドできないゴルファーが増えます。そういう人たちは近県のゴルフ場へ遠征に行きます。地元でラウンドするときは高速道路なんて使いませんから、遠征時も交通費を安く浮かせるため一般道で来場されます」

 地方には信号がほとんどないバイパスや県道があったりしますから、そういう道を選べばそんなに時間がかからないのかもしれません。

 東京在住の筆者はどこのゴルフ場へ行くにも高速道路を使います。そうしないと到着時間が予測できないからです。一般道は信号待ちや通勤渋滞など不確定要素が多いので、走行距離ができるだけ短くなるようにルート選択します。

 ただ、全国的に見ればゴルフ場に行くときに高速道路を使わないゴルファーのほうが多数派でしょう。首都圏以外のゴルファーは自宅から車で30分も走ればゴルフ場がありますし、首都圏でも1時間走ればゴルフ場に到着できる地域はたくさんあります。

 ラウンド当日でも自宅で朝食を食べてから7時過ぎに出発し、ラウンド終了後も18時からの夕食に余裕で間に合うという話を聞くとうらやましくなります。

 こちらは毎回5時30分〜6時出発で、ゴルフ場に着くのに片道1時間30分かかります。帰りは渋滞につかまると2時間〜2時間30分かかるので、夕食は高速道路のサービスエリアで済ませます。

 都心部にも自宅から車で1時間以内の距離にゴルフ場はあるのですが、誰もが気軽にラウンドできるコースではありません。ほとんどが高級会員制のゴルフ場で、会員になるには数百万円から数千万円の入会金や預託金がかかります。そう考えると、都心部はゴルファーにとって不便な居住エリアです。

高速道路も一般道も使わない電車ゴルフの人気も高まっている

 近年は都心部のゴルファーが高速道路を使わず、一般道も使わず、電車でゴルフ場に行くケースが急増しています。

 筆者も今年に入ってから何回か電車でゴルフに行きましたが、電車ゴルフにはいくつものメリットがあります。

 まず行き帰りの渋滞がないので到着時間が予測しやすいこと。車の運転もないので身体的負担および精神的負担が軽減されること。ゴルフ場でお酒が飲めるのも愛好家にとってはメリットの一つです。

人気が高まっている「電車ゴルフ」だがキャディーバッグの運搬が悩みどころ 写真:AC
人気が高まっている「電車ゴルフ」だがキャディーバッグの運搬が悩みどころ 写真:AC

 一方で、キャディーバッグなどの荷物の運搬は車よりも不便です。キャディーバッグは宅配便でゴルフ場に送ったほうが断然ラクなのですが、宅配便の送料が値上がりしているため、経費を節約するため電車で持ち運ぶ人が多くなっています。

 高速道路の利用料金を節約するゴルファーと宅配便の送料を節約するゴルファーの金銭感覚は似ているかもしれません。

 車でゴルフ場に行くとガソリン代がかかります。電車でゴルフ場に行くと運賃がかかります。それは仕方がありません。でも、高速道路の利用料金を支払わなくてもゴルフ場に行くことはできます。宅配便の送料を支払わなくても荷物を運ぶことはできます。

 ただし、一般道でゴルフ場に行ってもゴルファーとは気づかれませんが、電車にキャディーバッグを持ち込むとゴルファーであることが一目瞭然です。

 車ゴルファーも電車ゴルファーも節約できる経費は極力削減してゴルフを楽しんでほしいですが、周囲からどのように見られているかは少し気にしたほうがいいのかもしれないと感じる今日このごろです。

保井友秀