6日間108ホールで来季の米女子ツアー出場順位を争うLPGA Qシリーズは現地時間30日、アラバマ州のロバート・トレント・ジョーンズ・ゴルフトレイルatマグノリアグローブのクロッシングズコース(パー72)とフォールズコース(パー71)で開幕。西郷真央(さいごう・まお)、吉田優利(よしだ・ゆうり)、馬場咲希(ばば・さき)の日本勢3人が上々のスタートを切った。

「108ホールで考える中のまだ18ホール」と気を引き締める吉田

米国女子プロゴルフ<LPGA Qシリーズ 11月30日〜12月5日 マグノリアグローブGC(アラバマ州)クロッシングズC(パー72)、フォールズC(パー71)>

 来季の米ツアー出場に向けて、日本の精鋭3人が好スタートを切った。

 6日間108ホールで来季の米女子ツアー出場順位を争うLPGA Qシリーズは現地時間30日、アラバマ州のロバート・トレント・ジョーンズ・ゴルフトレイルatマグノリアグローブのクロッシングズコース(パー72)とフォールズコース(パー71)で開幕。世界一のツアーを目指す104名の中には、ステージ2から勝ち上がってきた馬場咲希、ロレックス(女子世界)ランキング75位以内の資格でファイナルステージに当たるQシリーズからの出場権を持つ西郷真央、吉田優利の日本勢3人もいる。

LPGA Qシリーズ初日に4アンダー4位タイの好スタートを切った吉田優利(写真はJLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ) 写真:GettyImages
LPGA Qシリーズ初日に4アンダー4位タイの好スタートを切った吉田優利(写真はJLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ) 写真:GettyImages

 72ホール終了時点の65位タイまでが残り2日間に進むことができ、108ホールを終えて45位タイまでに入れば、LPGAツアーのメンバーになることができる。このうち、20位タイまでの者がカテゴリー14の出場資格を得られ、順位次第だがリシャッフルまでの多くの試合の出場がかなう。

 初日は濃霧のためスタートが45分遅れたが、3選手とも自分のプレーを貫いた。ピンクのタートルネックで防寒対策もバッチリの吉田はフォールズコースをプレー。パー3の2番で1.5メートルを決めるバーディーでリズムに乗る。

 5番ではピンデッドに狙って上から傾斜を使って1.2メートル。下りのパットをしっかり沈めて2つ目のバーディーだ。グリーンのアンジュレーションがきつい7番は、上1メートルからの下りをきれいに合わせて3つ目のバーディー。

 しばらく我慢のゴルフが続くが、絶妙なショートゲームでパーを重ねていく。パー5の最終18番は3打目を90センチに寄せて4アンダー。ノーボギーのラウンドに笑顔を見せた。

「完璧なショットと完璧なパットでも、長いクラブを持たされることが多かったけど、いい流れでくぐり抜けられました。ホントに5番アイアンを何回も使わされたので、スイングが崩れないようにしないと、と思っていました。後半ちょっと崩れかけ、くらいのミスがあったけど、崩れずに最後まで回れたかな」と振り返った初日。4位タイの好スタートにも静かな表情を見せる。「6ラウンドあるので、108ホールで考える中のまだ18ホール」と、じっくり構えている。

 クロッシングズコースに挑んだ西郷真央も落ち着いていた。1番でいきなり5メートルのバーディーパットを大きくオーバーさせたが、返しをしっかり沈めるパー発進。2番で最初のバーディーを決めると、5番60センチ、6番1メートルと完璧なショットで連続バーディー。15番2.5メートル、16番1メートルを決めて5アンダーまでスコアを伸ばす。

 しかし、17番パー3でグリーン手前からアプローチを失敗してボギー。18番でも右バンカーから2オンしながら3パットボギーと連続ボギー。3アンダー13位タイでホールアウトした。

「アイアンショットがすごく狙ったところに打てていました。なかなかパットが決まらずスコアが伸びなかったけど、後半入ってくれた。上がり2ホールはすごくもったいなかったので反省点ですね」と自己分析。「明日は天候が心配ですけど、しっかりコンディションに自分が合わせられるようにしたい」と、2日目に備える。

 ステージ2突破の後、日本のプロテスト合格も経て乗り込んできた馬場も、クロッシングズコースを3バーディー、ノーボギーでプレーした。試合前にキーポイントとして挙げていたメンタルコントロールも「前半の最終ホールからピンチ、じゃないけど気持ち的に溜まっていくものが多かったですけど、いろんなもの食べたり、空を見たりして全部放出してやってたんでよかったと思います」と、うまくできた様子。

 ウエットでランの少ないコンディションだったが、「前半は特に思い切ってドライバーが打てたのがよかった」と持ち味を発揮した。グリーンについても「すごく速かったし傾斜が強いところが多い。バーディーパットでも『これは入れなくていい』とかって思ったのがあったりして難しい。そういうグリーンでできるのもいいなぁって思います」と、すべてを楽しみながらプレーしている。

 トップはクロッシングズコースをプレーしたチェン・スーチア(台湾)の6アンダーとなっている。

e!Golf編集部