待ちに待ったラウンド当日を最高なものにするためにも、幸先のいいスタートを切れるかどうかは非常に大切。スタート前にはどういった過ごし方をしてラウンドに臨めばいいのでしょうか。

時間ギリギリに着いて慌ただしくスタート…なんてことは避けたい

 コースを回る際、ゴルファーなら誰もが幸先のいいスタートを切りたいと思うはず。そのためには、スタートまでの時間をどう過ごすかがカギになりそうですが、具体的にどんなことを意識すればいいのでしょうか。

 累計2万人以上に指導経験のある、レッスンプロの川端いっせい氏に話を聞きました。

スタートまでの時間をのんびり過ごすゴルファーも 写真:AC
スタートまでの時間をのんびり過ごすゴルファーも 写真:AC

「まず、大前提としてスタート時刻を守ることは最低限のマナー。遅刻すれば同伴者だけでなくゴルフ場にも迷惑をかけてしまうので絶対に避けたいです」

「多くの人は車でゴルフ場に向かうと思いますが、平日や休日、時間帯や天候などによって所要時間は変わります。時間に余裕を持ってゴルフ場に到着できるよう、ルートは事前に下調べしておきましょう」

 一般的にはスタートの1時間前までにゴルフ場に到着しておくことがマナーとされていますが、中には時間ギリギリに到着して、体を十分にほぐさないままスタートを迎える人も少なからず存在します。

 このことに関して川端氏は「ウオーミングアップをしないでケガでもしたら、同伴者や他のプレーヤーへも迷惑をかけることになります」と注意を促し、「ゴルフのスイングは日常生活では行わない捻転運動ですし、コース内では傾斜がきつい場所を歩くこともよくあるので、時間に余裕を持って来場し、スタート前には必ずストレッチをして体の筋肉をほぐしておくといいでしょう」とウオーミングアップの必要性を説いています。

スタート前の練習はパッティングを重点的に

スタート前に練習グリーンでその日の調子や感覚を確認したい 写真:AC
スタート前に練習グリーンでその日の調子や感覚を確認したい 写真:AC

 スタート前の練習はその日の感覚を確かめられる貴重な機会。しかし、川端氏は「直前の練習では注意することや意識すべき点がいくつかあります」と言い、以下のように話を続けます。

「指定された場所以外での練習は絶対にやめてください。ときどき、練習グリーンでアプローチの練習をしている人を見かけますが、これはマナー違反です」

「スタート前の練習で何をすべきか迷っている人は、パッティングを15分程度行うのがオススメです。具体的には、距離感を合わせる目的で『10メートルのロングパット』、距離感を合わせることとカップインを目的に『7メートルのミドルパット』、カップインを目的に『1メートルのショートパット』を上りと下り合わせて5分ずつ練習してみましょう」

「パッティングの調子がいいとラウンド全体のリズムも良くなるので、1日を通していいゴルフができるようになると思います」

 また、スタート前に「ストレッチや練習を入念にやっておこう!」という意気込みも大切ですが、ゴルフ場に早く着いたにもかかわらず、練習に熱中するあまりスタート時刻に遅れては意味がありません。「時間は常にチェックしておいてください」と川端氏も話すように、ゴルフ場に到着してからもスタートまでの時間を意識しながら練習や準備に取り掛かりましょう。

 レストランでゆっくりコーヒーを飲んでいたり、久しぶりに会う仲間と談笑したりと、スタートまでの過ごし方は人それぞれかもしれません。

 しかし、どんなゴルファーであれ遅刻は厳禁。さらに、ケガを防ぐ意味合いでもウオーミングアップは必要ですし、その日の感覚を確かめるためにも練習は欠かせないことから、時間にゆとりを持ってゴルフ場に到着し、事前準備を入念に行ってスタートホールに臨む心がけが大切であると言えそうです。

LUIS FIELD