今、巷ではどんなクラブが売れているのか、なぜ売れているのか? そんなゴルフ界のトレンドを探るべく、有賀園ゴルフで、売れ筋商品のランキング調査。アイテム別に毎週、レポートをお届けします! 今週は2023年12月のユーティリティーランキングです。

有賀園ゴルフで2023年12月に売れたユーティリティーベスト5

 今、売れているユーティリティーはどのモデルなのか徹底調査。ランキングは有賀園ゴルフ全店舗、ネットショップも含めての売上本数で、マークダウン商品をのぞいて算出してもらいました。最新のギアトレンドが一目で分かります。

第1位 G430 ハイブリッド(ピンゴルフジャパン)

G430 ハイブリッド(ピンゴルフジャパン)
G430 ハイブリッド(ピンゴルフジャパン)

 新カーボンクラウン構造を採用し、理想の高弾道でブレずに狙えるモデル。上下に打点がバラついても、最適なスピン量を確保。ロフト角・ライ角調整機能搭載で、状況に応じて、調整も可能です。最大のたわみと初速を生むフェース採用で飛距離性能にも優れています。2022年11月11日発売。メーカー希望小売価格:カーボン・5万600円(税込み)、スチール・4万7300円(税込み)〜。ラインアップ=#2(17度)、#3(19度)、#4(22度)、#5(26度)、#6(30度)、#7(34度)

複数本を購入される方も多いのが順位を押し上げた

 ユーティリティーはG430がゼクシオ13に首位の座を譲りませんでした。ゼクシオユーザーは、7番ウッドまで購入される方が多く、ユーティリティーは1本というケースが多いのです。

 逆にG430ユーザーは、ユーティリティーを複数本購入する方が多いので、その本数の差が順位に表れたのかもしれませんね。

 こちらの人気はしばらく揺るがないかもしれませんね。(有賀園ゴルフNEW杉並店・小室直也店長)

第2位 ゼクシオ13ハイブリッド(ダンロップ)

ゼクシオ13ハイブリッド(ダンロップ)
ゼクシオ13ハイブリッド(ダンロップ)

 高初速エリアを拡大させる「BiFLEX FACE」と、実打点付近のボールスピードを向上し、さらなる低重心化を実現した「New CANNON SOLE」を採用。理想的な高弾道と高いボール初速をかなえながら、ミスヒットにも強く、大きな飛距離をもたらします。2023年12月9日発売。メーカー希望小売価格:カーボン・4万2900円(税込み)、スチール・3万9600円(税込み)。ラインアップ=H3(18度)、H4(20度)、H5(23度)、H6(26度)

ドライバーからのセット購入がほとんどです

 残念ながら、全アイテムで首位にはなれませんでしたね。今回のゼクシオ13は、アイアンが1本から購入できるので7番アイアンからという方も多く、6番アイアンの代わりにユーティリティーを1本だけ購入される人が多かったように感じます。

 また、20度の7番ウッドをセッティングに加える人も多かったので、ユーティリティーの売り上げ本数が伸びなかった印象もあります。(有賀園ゴルフNEW杉並店・小室直也店長)

第3位 ゼクシオ エックス ハイブリッド(ダンロップ)

ゼクシオ エックス ハイブリッド(ダンロップ)
ゼクシオ エックス ハイブリッド(ダンロップ)

 高初速エリアを拡大させる「BiFLEX FACE」と、実打点付近のボールスピードを向上し、さらなる低重心化を図った「New CANNON SOLE」を採用。オリジナルシャフトMiyazaki AX3の性能との相乗効果で、高く強い弾道でピンを狙っていけるクラブになっています。2023年12月9日発売。メーカー希望小売価格:カーボン・4万2900円(税込み)、スチール・3万9600円(税込み)。ラインアップ=H3(18度)、H4(20度)、H5(23度)、H6(26度)

ドライバーから順に試打をしてセットで購入されます

 フェース面が強く左を向いていないので、弾道がイメージしやすく、狙いどおりにストレートな弾道が打ちやすいと評価されています。

 ドライバー、5番ウッドと購入を決めた方に「ユーティリティーは必要ないですか?」とお声掛けすると、試打されていい結果が出るので「せっかくだから、買っていくよ」とセットで購入されていきます。(有賀園ゴルフNEW杉並店・小室直也店長)

第4位 B2 HT ハイブリッド(ブリヂストンゴルフ)

B2 HT ハイブリッド(ブリヂストンゴルフ)
B2 HT ハイブリッド(ブリヂストンゴルフ)

 ウエートをヒール側に配置し、右を恐れずつかまりと高弾道でやさしくグリーンを狙えるモデルです。フェースの滑りを抑制する「スリップレスバイトミーリング」搭載で直進性の高い飛びを追求。「SP-COR」がフェースの反発性能を高め、大きな飛びもかなえます。2023年9月8日発売。メーカー希望小売価格:カーボン・3万8500円(税込み)、スチール・3万9600円(税込み)。ラインアップ=H3(19度)、H4(22度)、H5(25度)、H6(28度)

第5位 RMX VD ユーティリティ(ヤマハ)

RMX VD ユーティリティ(ヤマハ)
RMX VD ユーティリティ(ヤマハ)

 ツアープロのフィードバックにより、必要な飛距離と高いスピン性能を両立できる重心設計を施したモデルです。アイアン寄りの形状になっているので、目標に対してスクエアに構えやすく、グリーンを狙っていきやすいハイパフォーマンスなユーティリティーです。2023年10月6日発売。メーカー希望小売価格:カーボン・4万2900円(税込み)、4万6200円(税込み)。ラインアップ=U4(22度)、U5(25度)、U6(28度)

「アイアン型UTは試打データが悪くてもコースで好結果になることも」(小室店長)

 ピンゴルフの「G430 ハイブリッド」が首位を譲りませんでしたね。とにかく、圧倒的な人気のモデルになっています。2月にはテーラーメイドやキャロウェイの新作が出てくるので、どのような順位になるか楽しみです。

 今回は、なかなかランキングには入ってこないアイテム「アイアン型ユーティリティー」のお話です。最近、各メーカーからアイアン型のユーティリティーが発売されていますが、こちらのアイテムはある程度以上のヘッドスピードがあって、きっちりダウンブローで打てる人じゃないと打ちこなすことができないアイテムだと感じています。

 僕も含めてなんですが、40〜42メートル/秒ぐらいのヘッドスピードの方には難易度が高いと感じています。

 いくら中空構造になっていて、キャリーが出せるとうたわれていても、ロフトが立っているので、球を上げられるパワーがなければ低く出て、低スピンでドロップしてしまい飛距離を出すことはできません。

 ウッド型ユーティリティーのほうが球を上げやすいし、幅広いゴルファーが使えるアイテムになっています。

 ヘッドスピードもあるし、ダウンブローに打てるというお客様にとっては、コースで役立つクラブになってくれる可能性も高いこともあります。

 ただ、室内で試打データを取ると、いい数字が出ないことが多いのも事実。そんなデータをみて、ガッカリして購入をあきらめてしまう方も多いのですが、実際にコースで使うときっちり飛距離も出て曲がらずに強い球で飛んでいく、という結果が得られることも多いんです。

 アイアン型ユーティリティーに関しては、室内ではきちんと打てるかどうかの感触だけを確認し、試打データだけで決めつけずにコースで打ってみることをオススメしています。

 最近は各メーカーが有償でコースへの貸し出しを行うことも多くなっているので、そういったサービスを利用するといいと思います。思わぬ好結果が得られるかもしれませんよ。

※ランキングは、有賀園ゴルフ全店舗、ネットショップも含めての売上本数で、マークダウン商品をのぞいて算出してもらいました。表記価格はメーカー純正シャフト装着モデルです。取材協力:有賀園ゴルフNEW杉並店

下山江美