最近増えている1人予約のゴルフ。関心はあるけど、初対面の人とのラウンドは心配という人も多いでしょう。1人予約のゴルフでぜひ覚えておきたい心がけ「7カ条」を人材教育会社の代表に伝授してもらいました。

奇をてらわずシンプルなあいさつをハキハキと

 ゴルフ場の1人予約枠が拡大しています。コロナ禍を経て人々の働き方が大きく変わったのにともない、ゴルフも従来の4人1組で予約するという常識も変化しつつあります。同伴プレーヤーとの調整をすることなく、自分の好きなスタート日時を選べるのは大きな魅力。取り入れるゴルフ場はこれからも増えそうです。

初対面であっても和気あいあいと1日を楽しみたいものです 写真:AC
初対面であっても和気あいあいと1日を楽しみたいものです 写真:AC

 1人予約のゴルフに関心がある。チャレンジしてみたい。でも、初対面の人とのラウンドは心配という人も多いでしょう。どんな人が来るのか、気持ちよく回れるか、トラブルは起きないか。不安と期待が入り混じります。

 これらの不安を解消し、初対面の人と有意義に楽しくラウンドするにはどうしたらいいのでしょうか。人材教育会社(株)エミー代表取締役を務め、プロゴルファーへの接客指導も行う渡辺満枝さんにポイントを伝授してもらいました。

「1人予約のゴルフでいい1日を過ごせるかどうかは、第一印象にかかっていると言っても過言ではありません。そのためにはまず、朝お会いした時に相手のほうに体を向けて正対し、しっかりと笑顔で挨拶をすることが大切です。奇をてらうようなあいさつはせず、シンプルに『おはようございます。私、渡辺と申します。今日1日よろしくお願い致します』がいいでしょう」

「第一印象が悪いと、その後の挽回は大変難しくなります。プレー中にいくら頑張っても、良い印象に変えることはできないと思っていいかもしれません。『私はふだんからちゃんとしています』という人も、次の機会では初めて取り組むような気持ちで行ってください。あいさつがうまくできれば、その日はきっと18ホール笑顔で回れるでしょう。恥ずかしがらず、ハキハキとあいさつすることが大事です」

 その人に会う機会がなくなっても、初めてあいさつした時の状況や笑顔は覚えていたりするものです。一期一会のゴルフだからどうでもいいのではなく、だからこそ、いい笑顔を相手に印象づけましょう。

 あいさつがきちんとできたらその日はうまくいく。とはいえ1日はこれから始まります。「初めまして」から18ホールを回りきるまで、どんな会話や態度や気持ちで接したら打ち解けることができるのでしょうか。

 1人予約のゴルフでぜひ覚えておきたい心がけ「7カ条」を渡辺さんが教えてくれましたので、ご紹介します。

1.コースに出たら常に安全と進行に配慮してプレーをすること

「前の組がまだいますね。念のためカートが動き始めたら打って行きましょうか」「少し空いたので前の組に追いつきましょうか」など必要な場面で声をかけましょう。「フォアー」の注意喚起も率先して行なってください。

2.その日のプレー以外の話はあまりしないこと

 お昼にビールを飲んでリラックスする人もいるでしょう。楽しい雰囲気のなかでは話題も広がりがちですが、あくまでも今日のゴルフプレーに集中することが大切です。話題にも言動にもゴルフという背骨を通しましょう。

3.プライベートに踏み込んだ質問や会話はNG

 特に政治的な主義主張、宗教、国籍の話などセンシティブな話題は避けたほうがいいでしょう。自分にそのつもりはなくても相手が深刻に受け止めることもあります。職業、住まい、家族などについても具体的な質問をするべきではありません。

4.同伴プレーヤーの良いプレーを褒める

「グッドショット」「ナイスショット」などシンプルに声をかけるのがベターです。いいストロークをしっかり見て、評価することは、相手を良い気分にさせます。ただ、大げさに褒めるのは逆効果になる場合もありますので要注意です。

5.ミスや残念なショットをした時は「ドンマイ」などの声をかける

 気をつけたいのはアドバイスをしないこと。「今のは肩の開きが早かったですね」「腰は左に回しても肩は正面に向けておいた方がいいですよ」など、聞かれもしないのにミスの原因やスイングのアドバイスをするのはマナー違反です。

6.プレー終了後もお礼のあいさつをすること

 朝と同じように、笑顔でしっかり「今日は一日ありがとうございました」と謝意を伝えます。「楽しいプレーでした。また機会がありましたらよろしくお願いします」「またご一緒出来る日を楽しみにしております」などもよいでしょう。

7.相手に対して敬意を持って接すること

 一緒に回る相手が素敵な人であるほど早く打ち解けたい気持ちはわかります。しかし、初対面で慣れ慣れしい言動をとるのは禁物。相手が年下かなと思っても敬語を使いましょう。ウケ狙いのギャグや品性に欠ける話題もNGです。

 どれも特別な気配りやテクニックではありません。安全と進行に気を配り、相手に礼儀と敬意をもって、一生懸命ゴルフを楽しむ。これさえ忘れなければ「初めまして」のゴルフでも問題なく楽しめそうですね。

e!Golf編集部