ゴルフクラブにはさまざまな種類があり、番手ごとに役割や難易度が変わります。ゴルファーにとって難易度が高いのはどのクラブなのでしょうか?

最も難しいクラブは3番ウッド?

「ドライバー」「フェアウェイウッド」「アイアン」「ウェッジ」など、さまざまな種類が存在するゴルフクラブ。それぞれに役割があるので、残り距離やシチュエーションによって使い分けながらプレーを進めますが、遠くへ飛ばせるクラブほど難易度が高いと考える人は多くいます。

 実際、ドライバーが最も難易度の高いクラブと思っているゴルファーは多いかもしれません。しかし、現役のシニアツアープロでゴルフスクールも経営している梶川武志プロは「3番ウッド(スプーン)が14本のクラブの中で最も難しいクラブ」と言います。

フェアウェイウッドに苦手意識があるゴルファーも多くいるはず 写真:AC
フェアウェイウッドに苦手意識があるゴルファーも多くいるはず 写真:AC

「通常、クラブはロフトが立っているほど難しくなります。理由はボールを正確に捉えないと、打球が上がらず地面をはうような球筋になって飛距離が出ないからです。また、スライスやフックも出やすくなります」

「クラブの中で最もロフトが立っているのはドライバーですが、ティーアップをしてスイングの最下点を通過してからインパクトを迎えるのでボール自体は上がりやすいです。そのため、ドライバーは打ちやすいクラブとも言えるでしょう」

「ドライバーの次にロフトが立っているクラブは3番ウッドで、その角度は15度くらいです。ところが3番ウッドの場合はティーアップをせず芝の上から打つケースがほとんどなので、きちんとボールを捉えることがとても難しくなります」

 梶川プロは「特にビギナーは3番ウッドが難しいクラブであることを認識せずに使ってしまい、結果的にスコアを落としているケースがよくある」と指摘しています。

「パー5で残りの距離がある場合は『3番ウッドを使う』と思い込んでいるゴルファーが多くいますね。難しいクラブということを分かっていないので、当然ミスも起きやすくスコアにも影響しています」

「スコアアップを狙うのであれば、最初から3番ウッドはセッティングから外し、より簡単な5番ウッド以下のフェアウェイウッドを入れたほうがスコアがまとまる可能性もあるでしょう」

「ラウンド中に3番ウッドを使用する回数は多くても4〜5回程度。苦手にしている人は多くいますが、そもそも使うチャンスが少ないので慣れていないことも理由の一つと考えられます」

5番や6番アイアンの代わりにユーティリティーを入れる選択も

アイアンは何番から入れていますか? 写真:AC
アイアンは何番から入れていますか? 写真:AC

 梶川プロはフェアウェイウッドだけでなく、アイアンにも同じことが言えると話します。

「最近は『パワーロフト』といって、ロフトが立っているクラブが増えています。そのため、アイアンの5番や6番は難しいクラブになってきているので、特にビギナーは使用しないほうがいいかもしれません。代わりに簡単なユーティリティーなどを使ったほうが楽に打てます」

「メーカーから販売されているアイアンセットの中には、7番からピッチングウェッジまでの組み合わせのものもあり、5番や6番アイアンは別売りになっていることもあります。これは、5番や6番の代わりにユーティリティーなどを組み合わせられるようにしているからです」

 自身の飛距離や腕前、シチュエーションに応じた適切なクラブ選択は、スコアメイクをするうえで大きなカギを握っていると言っても過言ではありません。ミスを減らして安定したショットができる確率を高めるために、クラブセッティングから見直してみるのも一つの方法と言えそうです。

ピーコックブルー